

私は、「全国140の国立病院機構で横行するブラック労働」と題した『週刊文春』の連載に言及。同機構本部がある東京医療センターで退職・休職者が100人も出て、コロナ第8波に夜勤体制4人から3人に減り勤務が激化したとの記事を示し、「夜勤人数を減らすことで患者の安全が保てず自分の資格をなくすかもしれない恐怖とたたかっている」などの声が全日本国立医療労働組合(全医労)にも寄せられているとして政府の認識をただしました。
厚労省の伊佐進一副大臣は「機構が事実関係を精査している」と答弁。私は、「報道から2カ月たっている。厚労省には国立病院機構への監督指導義務がある」と迫りました。さらにサービス残業、妊婦の深夜勤務免除を認めないなどの法令違反が告発されていると追及。伊佐副大臣は「現場で働く方々の職場環境が適正に保たれることは重要」などと答えました。
私は、岸田文雄首相は「地域の医療機関の役割分担が必要」と言うだけで、それを支える個々の医療機関の人員増には言及しないと指摘。「人員増も大量退職を生んでいる職場環境の是正もない。これで次の感染症拡大に対応できるのか」と批判し、大幅な医療体制の拡充を求めました。
午前中は本会議で、「地域公共交通活性化新法」の質疑。田村智子議員が質問に立ちました。ローカル線廃止促進をやめ、地域の鉄道網を守り生かす政策転換を迫りました。
昼過ぎに参院の4党の国対委員長会談。今後の本会議の開催日程や審議案件について意見交換しました。
午後は明日の内閣委員会のインフル特措法の質問準備。昼過ぎに厚労省のレク。国立病院機構の病院における看護師不足やサービス残業の実態などについて説明を受けました。そのあと、原稿を仕上げましたが、うっかりデータに間違って上書きしてしまい、大幅なロスがでて、通告が夕方以降になりました。
明日の午前中は参考人質疑。参考人の一人として京都から「21世紀・老人福祉の向上をめざす施設連絡会」の事務局長で社会福祉法人七野会理事長の井上ひろみさんに来ていただきます。コロナ禍の下での老人福祉施設の実態や今後の課題についてお話いただきます。楽しみです。
昨日投開票の統一地方選前半戦。わが担当地域では、愛知県でしもおくさんが県議空白を克服、長野では佐久市の藤岡さんが返り咲いて一議席増、三重県では津市で25歳の吉田綾香さんが当選、新潟では推薦候補の馬場さんが当選するなどのうれしいニュース。
一方で、現職の落選もあり、福井、静岡では新たな空白県議会となり、新潟県も推薦候補の当選ととどまりました。政令市の京都、名古屋、浜松での議席の後退に。
しっかり教訓を生かして後半戦での勝利をめざします。今週はインフル特措法の質疑で、明日の対政府質疑、木曜の参考人質疑と対政府質疑と続き、準備にも追われています。