今日は党創立92周年記念日。それにふさわしい充実した一日でした。午前中は、長野県南木曽町の土石流被害について、内閣府と国土交通省の担当者からレク。早期復旧と生活再建への支援や、災害情報の発出が間に合わなかった教訓から観測体制の強化等を要求しました。
住民から切望されていた水道の復旧はめどがついたようです。観測強化については防災担当相、国交相も必要性を認め、現在全国で37カ所の高精度雨量レーダーの整備促進について両大臣が発言しています。災害多発地域などへの山間部への雨量計設置についても求めました。
12時から議員会館前の集団的自衛権行使反対の緊急行動で挨拶。炎天下の中、朝から座り込みが続いています。14時から国対の会議。16時前から予算委の集団的自衛権問題の集中審議での小池質問の応援傍聴。昨日の笠井質問に続き「戦闘地域」まで自衛隊が送られることによって、戦闘に参加することになる危険性を追及。
「戦闘現場になれば、引き揚げる」とごまかしていた総理ですが、小池議員の追及にリスクを認め、任務遂行のための武器使用もあると答弁しました。殺し、殺される事態になることはいよいよ明らかになりました。
16時から議員団会議。18:30から党創立記念集会。志位委員長が90分にわたり力のこもった講演。「安倍内閣打倒へ国民的運動を」と初めて呼びかけると、会場の拍手はしばらく鳴りやみませんでした。がんばろう。
新宿駅8時発の特急に乗り、長野県南木曽町の豪雨災害調査に入りました。塩尻で野口しゅんぽう知事候補と合流し、車で南木曽町へ。現地で両角県議、伊藤、坂本両南木曽町議、古畑、瓜尾両大桑町議、毛利、備前両前県議と合流しました。
まずは、土石流のあった向かい側の斜面から全体を見渡して説明を受けました。この地域は土石流の多発地域で、急峻な山肌には過去の災害の跡も残っています。これまでの共通点と違う点など総合的に原因を明らかにすることが
重要です。
続いて、住民や復旧作業中の皆さんをお見舞いしながら、土石流の現場へ。橋や住宅が跡形もなく流されており、その凄まじさを目の当たりにして言葉を失いました。亡くなった中学生に心からの哀悼の意をささげました。
泥のかきだしや飲料水の配布などに奮闘されている地元の高校生をはじめ、ボランティアの皆さんの激励や避難所のお見舞いの後、町の災害本部で宮川町長と懇談。被害の
状況や水道の復旧が緊急の課題であることなどのお話があり、住宅再建や道路の復旧等への国や県の支援が求められました。
今回の災害の重要な特徴は、上流での局地的豪雨だったこともあり、町の避難勧告は土石流発生の10分後、気象台の土砂災害警戒情報はさらに25分後になったこと。早期の避難のための上流での降雨計の設置や地質調査をはじめ総合的対策が必要です。
現地調査をもとに政府に対し、緊急支援とともに抜本的対策を求めていきます。
昨日は、愛知県東海市の新日鉄住金で22日に起きた黒煙発生事故について、佐々木憲昭議員、党愛知県委員会の本村伸子さん、東海市義の辻井さん、坂さんとともに現地調査をしました。
午前中は東海市の当局と消防署から聞き取り、午後は住民の皆さんと懇談し、周辺や高い場所から構内の様子をみました。その後名古屋市に戻り、愛知県の環境部大気環境課、環境活動推進課の説明を受けました。県としては、新日鐵の黒煙噴き上げは「事故と認識している」「住民に迷惑をかけていると考えている」とのべ、新日鐵が通常の処理だとしている説明を批判しました。
また、新日鐵が原因究明も追わないままに操業を再開したことを「県に法的権限はないが、心配している」とものべられました。県知事は記者会見で、新日鐵の本社から説明を受けたいと表明しています。
施設の老朽化や人的体制の問題、会社の基本姿勢など様々な問題が浮き彫りになっています。
うれしいニュースが飛び込んできました。袴田事件の再審が決定されました。逮捕以来48年目のこと。昼のニュースでお姉さんをはじめ関係者の満面の笑顔が流れました。私も議員連盟の一員として求めてきたこともあり、本当にうれしい。
朝の国対の後、決算質疑の打ち合わせなど。午後から、党長野県議団、同予定候補、唐沢千晶参院候補らとともに、豪雪被害への支援の強化を農水省に求めました。この間、倒壊した農業ハウスの撤去費用補助の新設など実現してきましたが、現場の実態を示してより柔軟で踏み込んだ支援を要望。
農水省も単価の引き上げなど検討しているとのこと。また、自力撤去の場合の支援や支援対象についても柔軟に対応するとのこと。農水省の文書だけではわからず、地方自治体の担当者も必ずしも理解していないことがかなり明らかになり、これからの取り組みに力になる内容でした。引き続き、がんばろう。
そのあと、外交防衛委員会で質問。モザンビークでの日本のODAによる大規模農業開発であるプロサバンナ事業を取り上げ、現地の住民よりも日本企業の投資拡大を優先する日本のODAのあり方をただしました。
朝の国対の後、党関東甲信大雪災害対策本部として小池、田村、紙各議員と私で、農水省から聞き取り。農業の被害実態を緊急に把握すること、未曾有の被害にふさわしく従来の枠にとらわれない支援を行うこと、被害者に対し政府として農業再建へしっかり支援するメッセージを発することなど求めました。
続いて、京都私学助成をすすめる会の皆さんの来訪を受けました。私立中高生の保護者や教員の皆さんから「教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める私学助成署名」を受け取り、懇談。紹介議員になり、実現のためにがんばります。
午後は参院予算委員会の論戦対策会議。三月上旬には参院での審議が始まります。それぞれの議員が準備を進めている論戦テーマや概要について交流し、調整と意見交換。
終了後、「集団的自衛権を考える超党派の議員と市民の勉強会(第一回)」に参加。講演された元内閣法制局長官の阪田雅裕さんは、集団的自衛権行使の本質は戦争できる国になることと強調され、閣議決定で解釈を変えることを厳しく批判。参加した国会議員も一言ずつ発言しました。さらに輪を広げます。
NPO「コンシューマーズ京都」の原強さんから国会内で、「水銀に関する水俣条約」の早期発効と国内対策の確立について要望を受けました。穀田、倉林両議員、市田議員秘書と一緒。水銀含有製品の廃棄物の回収と適正処理のルールとシステム、長期保管対策の確立、水俣病問題の解決などを求めておられます。
午後から党の東海甲信大雪被害対策本部の会議。志位本部長、小池本部長代理、田村事務局長や関係者が参加し、行政情報とともに党の地方議員や民主団体などから聞き取った被害情報が報告されました。特に山梨県は全域がほぼ陸の孤島状態という深刻な事態。必要な市町村への速やかな災害救助法の適用など、現地の党・地方議員と連携しあらゆる手立てをとること確認しました。
16時すぎから宮本たけし衆院議員の予算委質問をテレビで視聴。日本の大学の高学費の問題で追及しました。その後、議員団会議。
明日は、7:30に国会を出発し、参院原子力問題特別委員会で福島第一原発の視察です。
京都を朝出て愛知県豊橋市で農民組合愛知県連合会の大会であいさつ。静岡市に移動し、県党会議であいさつ。討論も二時間近く聞くことができました。地域でも職場でも、青年の中にも党を作る取り組みや原発ゼロを目指す運動、県議空白を必ず克服する決意と取り組みなど、草の根でのがんばりを聞くことができました。がんばろう!
党会議の途中に、山下書記局長よりTEL。日本共産党関東甲信大雪災害対策本部を志位委員長を本部長として設置したとの連絡。私も本部員の一人になります。一刻を争う事態。現地の実態と要望をつかみつつ、必要なことはすべて迅速に行うよう政府に求めていきます。
参院予算委での補正予算審議の初日。今日は民主党と自民党の質問です。テレビで傍聴しながらデスクワーク。11:15からは、全国豪雪地域町村議会議長会と国会議員との懇談会に出席。与野党五党の代表が挨拶し、各県の会長さんからご苦労や要望をお聞きしました。
私は「豪雪はそれ自体災害という立場で対策にあたるよう、政府に一いっかんして求めてきた。豪雪地帯の過疎と高齢化に即した財政や制度の支援強化にさらに頑張る」と強調しました。
夜は、オーストリア大使館で開かれたラインホルド・ロパットカ国民議会オーストリア国民党議員会長の歓迎レセプションに出席。同国は国民的議論をへて99年、憲法に核兵器の製造、保有や原発建設を禁止する項目を盛り込みました。ベルンハルド・ツィムブルグ駐日オーストリア大使、ロバットカ氏に「私は被爆二世。核兵器廃絶と脱原発での先進的取組に注目しています」と挨拶しました。
フィリピン大使館を山下よしき書記局長代行と共に訪れ、我が党に寄せられた台風災害募金をマヌエル・ロペス大使にお渡ししました。発災直後にお見舞いで訪問し、党として募金活動を行うことをお伝えしていたもので、全国から7,079,269円が集まりました。
大使より、日本国民の支援へ心から感謝の言葉ともに深刻な被害状況や課題のお話があり、「義捐金は貧しい庶民のために使いたいと述べられました。
午後から、富山から社会福祉法人とやま虹の会の友椙彰理事長と池田専務理事が来訪され、厚労省に「特別養護老人ホームの個室・ユニット化改修にともなう補助金の予算措置の要請」をされました。富山市の事業計画の個室ユニット化改修に同法人が運営する特養「しらいわ苑」が選定されています。
ところが、県の基金の財源がなく、国からも補助金の見通しがたたないとして、同法人の事業は延期されたまま明確な展望がない状況になっています。厚労省に対し、現在の計画が補助金の対象になるよう回答を求めたところ、今年度補正予算案に県の基金への上積みが盛り込まれており、従来選定されてきた事業が可能になる旨の連絡を県に出したばかりのとの回答でした。
補助金の予算措置が明確になったことで、事業計画が可能になったと喜んでいただきまた。さっそく、火爪富山県議にも連絡し、県当局と早急に詰めてもらうことにしました。
10時から本会議。生活保護改悪関連の二法の採決が行われ、残念ながら賛成多数で可決。終了後、台風被害のお見舞いにフィリピン大使館を訪問しました。
志位委員長からの大統領あての手紙を渡して、イグナシオ公司兼領事と懇談。 まず、お悔みとお見舞いの意を伝え、多くの日本人が東日本大震災でのフィリピンをはじめ世界からの支援に感謝し、今回の被害に心を痛め、お返しをしたいと思っていますと述べました。
すると公司からは、お礼の言葉とともに、フィリピンは貧困の克服に取り組んでおり、貧困の克服や弱い人々の支援に取り組んでいる日本共産党とは共通する点があると述べられま...した。思わぬ言葉をいただき、驚きました。
私は、日本共産党の原点が人々の苦難解決であり、東日本震災のボランティア活動に現在も取り組んでいること、日本共産党ととしてフィリピンへの募金活動を全国的に取り組むことをお話ししました。
公司からは募金への感謝が述べられ、今後、届け先などの相談もすることに。大使館の入り口に今日から設けられた記帳所でお見舞いの気持ちを記帳しました。 短い時間でしたが、心の通い合う交流ができました。募金活動もがんばろう!
会館に戻り、13時から国家安全保障特別委員会。NSC法案の第一回目の質疑で、日本共産党から私が30分の質問に立ちました。NSCが作成する国家安全保障基本政略には、武器輸出の拡大や宇宙の軍事開発など軍需産業が求めてきたことが「国家戦略」として盛り込まれることを示し、「軍拡司令部だ」と指摘、
また、米国との武器の共同開発のために、日本経団連の防衛生産委員会事務局が「情報漏えいに関する罰則の強化」と「処罰対象者に...国会議員等への拡大」を求めた文書を示し、「武器の共同開発を求める軍需産業と一体となって軍拡のために国民の知る権利を奪うのが情報保護法だ」と批判しました。
16時から参院議長公邸で功労議員の表彰式と祝賀会。平田元参院議長をはじめ、会派は違いますが、在職されていた時にお世話になった皆さんばかり。
委員会終了後、明日の外交防衛委員会の自衛隊法改正案の質問準備。20時頃に高校の東京同窓会に遅れて参加。選挙での激励にお礼のあいさつをし、最後は恒例の応援団のエール。今回は後輩の応援団員が3人も参加していて、気持ちよく「フレ~、フレ~」と声を張り上げました。