本会議が2ラウンドありました。午前中の本会議では、ヘイトスピーチのなくすための法案が賛成多数で可決。この間、法務委員会でより良いものにするために与野党協議が重ねられてきたもの。日本共産党は自公案に対し修正案を提起、不十分点等は質疑で立法趣旨などを確認たうえで、一歩前進となる自公案に賛成しました。
終了後、倫理選挙特別委の理事懇。この間、参院選挙区選挙の政見放送に手話・字幕を盛り込めるようにするための議論を続けています。与党、民進からは衆院小選挙区のようにビデオ持ち込み方式を認め、その際、一定の政党の公認・推薦候補に限定し、推薦も受けない無所属候補は従来通りのスタジオ録画にとどめるという案が示されてきました。
私は、手話・字幕の付与は必要であり、ビデオ持ち込みの選択を可能にすることは賛成たが、無所属候補との間に差異を設けることは選挙運動の公平から行うべきでないと主張。今日の議論で結論は出ず、引き続き協議となりました。
今度の参院選から実施するには、のこされた期間はわずかです。改正する場合は全会一致に限ることを確認しています。
午後の本会議では震災対策のための補正予算の財政演説と質疑。日本共産党から仁比議員が質問に立ち、この間、繰り返し現地に入り、被災者や関係自治体などから寄せられた要望、意見を紹介しながら政府に迫りました。
8:50から衆院では野党5党で被災者生活再建支援法のの改正案を共同提案し、住宅再建の支援金の上限を300万円から500万円に引き上げ、半壊にも適用をひろげることも求めています。仁比さんは、質問の中でのこの改正の実現も強く求めました。
昨日投開票の北海道五区補欠選挙は野党統一候補の池田まきさんが大健闘されました。勝利はできなかったものの、支持なし層の七割を獲得するなど野党と市民の共同の力をはっきりと示し、全国に勇気を与えました。
夜の議員団会議では、京都三区補選も併せ、参院選挙で自公を少数派に追い込む展望を切り開く結果だったことや選挙戦の教訓について、小池書記局長や北海道の紙さん、畠山さんの報告を聞いて議論しました。また、土日に熊本大震災の現地に入った議員の報告を聞いて、対応の強化方向など議論しました。
国土交通労組近畿建設支部の中家潤執行委員長らが来訪され、「事業の整備拡大」「震災復興、国民の安全、安心の実現へ建設業の再生」「海洋の環境と国民生活を守る事業の体制拡充」を求める三つの請願署名の依頼を受け懇談。
16時過ぎからは病気療養で先々週、国会に復帰した大門さんの復帰後初質問となる決算委員会を傍聴。大門さんが一貫して追及してきたタックスヘイブン問題、パナマ文書に関して質問。日本企業の課税逃れの実態を示して麻生大臣に一層の対策強化を要求。大臣が何度もうなずき、自民党席から「わかりやすい」の声。大門節復活!いいぞ!
8:15から党国会議員団九州震災対策本部の会議。現地入りしてきた田村、真島、仁比議員からの報告などを聞き、今後の強化方向を議論しました。その途中にスマホが鳴り、今日の本会議で与党が強行しようとしていた参院でのTPP特別委の設置について、取りやめになったとの連絡。
そもそも撤回すべきであり、特別委の設置は反対の立場ですが、今日の党首討論も中止になり、与党からも今国会でのTPP承認先送りの流れがいっそう強まる中、与党も提案できなくなりました。
本会議終了後、決算委員会。午後に、九州震災と原発問題で質問に立ちました。今回の九州の地震の震源域が異例の広がりをみせ、専門家から川内原発のある南西方向での地震への警戒が指摘されていることや益城町では未知の断層が被害を生んだこと等を強調。
「川内原発再稼働の際の、活断層から離れており影響が少ないという前提は崩れた」として稼働中止を求めました。
さらに、稼働を40年を超える高浜原発の再稼働の前提となる審査書が今日決定されたが、政府の「長期エネルギー需給見通し」では老朽原発の運転延長が「例外」ではなく「常態化」すると指摘。中性子によってもろくなった原子炉の運転を続ける危険
性を強調し、運転延長の中止を迫りました。
富山と福井から戦争法廃止の2000万署名を国会に提出するため、たけだ良介参院比例予定候補先頭に富山の高橋わたるさん、福井の山田かずおさんが来訪。藤野やすふみ議員とともに受け取りました。
明日の決算委員会への質問準備。午前中に、気象庁と地震から九州地震の特徴などについてレクを受けました。夕方には通告。今回の地震を通じて、日本がいつどこで大地震が起きても不思議でない「地震列島」であることが改めて浮き彫りになりました。それにふさわしい原発対策を求めます。
震災対策が最優先されるべき時に、テレビの前で党首が激しく議論を行うことはふさわしくないと野党は明日の党首討論の延期を求めていましたが、与党もそれを受け入れ、明日は行われないことになりました。TPPについてもわが党は撤回を求めていますが、野党としても今国会での見送りをさらに求めていくことになります。
13時から外交防衛委員会が短時間行われ、冒頭、九州での震災犠牲者の皆さんに黙とうを捧げたのち、フィリピンとの社会保障協定の趣旨説明を聴取。質疑は明後日となります。
九州の地震被害がいっそう広がっており心配です。朝の国対で、現地から戻ってきた仁比、田村両議員からの報告も聞きながら、対応を協議。今日のTV中継入りのTPP特は、震災救援に全力を挙げるべき時にふさわしくないして野党から中止を求めましたが、総理の強い意向だとして与党は応じず、開かれました。
しかし、質疑の多くは震災問題となりました。日本共産党からは笠井、畠山両議員が質問に立ち、TPP問題とともに被災者支援や原発停止問題などを取り上げました。
午後から参院野党四党の国対委員長会談があり、与党が求めている参院でのTPP特の設置問題について議論。私は、情報も開示もしないままに公約・決議違反のTPPを強行するためのの特別委の設置に反対するとともに、衆院で一巡も終わらない時点で、政府・与党からも先送り論が出ている状況のもとで設置の議論をすることは「参院に早く送ってこい」というメッセージを示すことになり、とんでもないことだと強調しました。
社民、生活からも同様の意見があり、民進党の加藤国対委員長はこれらの意見を踏まえつつ、自民党と協議することになりました。
その後、院内で開かれた自衛隊の国民監視活動差し止め訴訟の原告・弁護団の集会に参加。二審判決で勝訴が確定した部分を生かしつつ、最高裁での勝利をめざすもの。私は、3/17の外交防衛委員会で取り上げた内容を紹介し、挨拶しました。
明後日の決算委員会で、川内原発や老朽原発の稼働延長問題を取り上げます。今日は、原子力規制委員会からレクを受けました。
未明に起きた九州の大規模な地震。先日の熊本の地震はこの前震だったとの発表。増えつづれる犠牲者、現地からの映像に心が痛みます。
現地の党組織の皆さんが救援活動に当たり、全国で救援募金活動が始められました。党国会議員団の対策本部の会合も急きょ開き、小池書記局長と穀田国対委員長が官邸を訪れ、政府に万全の対策とともに川内原発を停止することを申し入れました。
午後から、京都で大河原参院選挙区候補を励ます京大OBの会を開催。私も呼びかけ人の一人で、京都と全国から約60人が参加しました。最初に「十五年戦争と京大学生運動」を上梓された岩井忠熊先生から「京大成立の意義と学生運動」と題しての講演。
その後、私が開会あいさつ、大河原候補の決意表明に続き乾杯。会場にマイクが回され、近況報告と大河原さんへの激励の言葉が続きました。様々な分野で活躍されるみなさんのお話に、笑いと確信のあふれる集いになりました。がんばろう!!
終了後、明日の市議選告示第一声の応援のため、新潟県上越市へ。
熊本での地震被害が心配です。直ちに現地の党組織と地方議員が動き、国会議員団には小池書記局長を本部長とする対策本部を立ち上げました。九時に国会内で第一回会合を開きました。田村・真島両衆院議員が現地に向かいました。
総理・TV入りの質疑だつた衆院TPP特などは政府が震災対応できるよう、取りやめとなりました。参院本会議では冒頭、山崎議長がお悔やみとお見舞いを述べました。
本会議後、参院愛知選挙区予定候補のすやま初美さんが国会にこられ、参院議員団控室で本村、島津両衆院議員とともに戦争法廃止の署名を受け取りました。愛知県の党の取り組みで21万6037筆に到達!人口の二割を超えた自治体もあります。
議員会館はよくくるけど議事堂内は小学校以来というすやまさんを案内。参観者用のホールに展示されている本会議場の議員席に並んで座ってパチリ。ぜひ、ここに座って国民の声を直接届けられるように押し上げたい人です。
14時から全労連などの「国民春闘勝利! STOP暴走政治、戦争法廃止! 実現しよう賃上げと雇用の安定」デモを倉林議員とともに激励。その場で、茨城県の小林きょう子参院選挙区候補と握手。
20時からはBSフジの「プライムニュース」生出演。民進党の長島昭久衆院議員、評論家の岡本行夫氏と安全保障について議論し、安保廃棄、自衛隊解消の日本共産党綱領が話題に。その内容を説明しつつ「今問われているのは『反安保条約』ではなく、『反安保法制」だと強調しました。
終了後、京都へ。自宅着は零時前でした。
午前中は外交防衛委員会。水銀に関する水俣条約締結に伴う国内法制について質問しました。
日本から輸出された水銀が再輸出され、水銀中毒を起こす小規模金採掘に使用されないようにする実効ある規制、水銀転嫁廃製品の埋め立て処分の増加に伴う対策強化等を求めました。
午後から、B型肝炎原告団・弁護団の
要請を受け、続いて岐阜県保険医協会から患者窓口負担軽減等を求める請願署名を受け取りました。その後、事務所の論戦打ち合わせなど。
午後から決算委員会に出席。日本共産党から田村智子議員が質問。日本の火山観測・調査研究、および防災対策が、極めて脆弱であるということを外国との対比も行いながら明らかにし、改善を迫りました。
とてもよく研究した質問で他会派の議員たちも実態に驚きの声を上げ、うなづきながら聞いていました。
明日の外交防衛委員会は新しい日米ガイドラインについての集中審議。朝からのその準備。決算委員会の最中も質問に耳を傾けながら、質問資料に目を通しました。終了後、議員団会議。続いて法律家六団体の皆さんと戦争立法について懇談しました。、
久しぶりの国会。午後から開かれた外交防衛委員会で地球温暖化問題の質問にたちました。
政府の2030年の温室効果ガス削減目標(13年比で26%、05年比で25.4%削減)が、主要国より低く、基準年を変えた不誠実なものだと指摘。国際環境NGOからも「国際交渉における日本の地位は失墜してしまう」と批判されていることも示しました。
しかも、2030年の電原構成における原発の比率を20~22%としていることを批判。国立環境研究所が、原発稼働ゼロで2030年に05年比で30%削減という試算をしていることも示し、知見を汲みつくし、削減目標を抜本的に見直すよう求めました。