衆院予算委員会の閉会中審査が開かれ日本共産党から藤野議員が質問に立ちました。冒頭、安倍総理が辞任表明後も執務し、敵基地攻撃能力保有にまで言及しているもと、総理出席の審議を行うべきだと強く求めました。一連の私物化問題での疑惑についても自らキチンと語るべきです。

今日の「読売」夕刊の「戦後75年ズームアップ」京都の村上敏明さんが掲載されました。
74 年前に満州から引き揚げが決まった時、自宅で日本人男性に渡された薬を病気の妹に飲ませたら、目を見開いて息を引き取り、その後、引き揚げ途中に衰弱した母親に医師から渡された白い粉を飲ませたら、泡を吹いて死んだ。足手まといになるので死なせたのではないか――当時を推測し、ずっと自分を責めてこられました。
今、二度とこんな経験をする人があってはならないと自らの体験と無念を語り、平和を訴えておられます。右下は、8/6に三条大橋での原爆追悼キャンドルの写真。8/9には私も並んで立ち、ご一緒に平和を誓いました。
コロナ禍対策で入国制限が続く中、在留資格を持っている外国人の再入国や留学生の皆さん等の入国の緩和について、PCR検査や入国後14日間の自主隔離などしっかりと対策をとったうえで進めるよう、要請してきました。国費留学生については「8月末から順次入国を再開することになった」と外務省も会見しています。
ところが、海外の方から、「文科相から数週間前にもうすぐ入国が許可されるというメールを受け取ったが、今日にいたるまで日本に入国する手続きができない」という国費留学生の状況についてメールがありました。
文科省に確かめたところ、「入国時に空港でPCRを受けた後に公共交通を使わずに移動し、2週間の隔離を求めることとなる。まずは、国費留学生について、検査後の移動、隔離について受け入れ大学の責任で行うことで入国を再開するが、受け入れ大学は約100校あり、この条件をクリアできるか、一校一校確かめているところ。可能な限り早くしたいと思っているが、時間がかかっている。」とのことでした。
精神的にまいっている学生もいることも伝えて、一刻も早く進めるよう求めたところです。
朝から、国対会議、予算委位置合わせ、参院議員団班会議、国会議員団会議と続きました。自民党の次の総裁選びを党員投票なしで行うことを決めました。16日から臨時国会を召集し、冒頭に首班指名を行うという日程がぼ確定的となっています。
安倍総理は次の総理が決まるまでは職務に当たり、しかも自身の在任中に敵基地攻撃能力保有の方向性を示す意向を固め、与党幹部に伝えていたことが報道されました。憲法を蹂躙するような政策変更を辞任する総理が進め、しかも国会では説明も議論もしないことなど許されません。
日本共産党は明日、明後日予定されている衆参の予算委員会に総理出席を強く求めています。
京都を出て、午後には国会へ。『議会と自治体』の9月号に掲載誌が届いていました。拙文「イージスアショア配備断念と『敵基地攻撃能力』保有許さぬたたかい」が掲載されています。ご覧あれ。
京都を出て、午後から国会で倉林参院議員と共に京丹後市の米軍基地におけるコロナ感染者の拡大について説明を受けました。7日に軍属一名の感染が新たに確認され、同基地関係の感染者は13人となっています。
今回の感染者は、米軍の検査ではなく、発熱により医療機関受診で感染が判明し、京都府が感染確認をしたものであり、米軍は濃厚接触者の特定や隔離を行わず、PCR検査も実施していなかった可能性が高いものです。米軍や防衛省・近畿中部防衛局が正確で詳細な情報を住民に明らかにしないまま進めてきた「感染防止対策」の信頼性と実効性が根本から問われています。
外務省・防衛省は、「米軍とは日々連絡を取り、適切に対応している」としながら、「やり取りの詳細はお答えできない」の繰り返し。そういう姿勢が住民の不安と怒りを広げていると厳しく指摘し、軍人・軍属の一刻も早いPCR検査の実施や行動規制などを求めました。
加藤厚労大臣は、「黒い雨」裁判について、広島県・市と協議し控訴することを明らかにしました。控訴理由を「十分な科学的知見に基づく判決ではない」としていますが、冗談じゃない。地裁判決は、科学的事実に基づき、国のこれまでの降雨地域の線引きを断罪し、内部被ばくも考慮するよう求めたもの。さらに高齢の被爆者を苦しめるのか。
昨日、香港警察に逮捕された周庭氏らは今日、一転保釈されました。国際的な批判も影響したとみられますが、起訴に向けた捜査は続けられており、さらに国際世論を広げる必要があります。
香港警察は、若者政党「香港衆志」元メンバーの周庭氏や香港紙「リンゴ日報」創刊者の黎智英氏ら10人を国家安全維持法違反の疑いで逮捕したことに強く抗議し、弾圧を即時中止し、釈放するよう求めます。
このような暴挙は『社会主義』とは全く無縁の専制主義そのもです。中国政府は内政問題だとしていますが、この間、外交防衛委員会で、人権抑圧は国際問題だと強調し、日本政府に対して国際社会全体で暴挙を許さない声をあげることを求めてきました。今回の事態に、菅官房長官は「重大な懸念」の表明にとどまっており、政府として抗議を表明すべきです。
今日は長崎への原爆投下から75年目の日。平和記念式典をTVで視聴し、11時2分に黙とうを捧げました。午後からは京都被爆二世、三世の会のメンバーである増田正昭さんの個展「 被爆75年、今のうちに残しておきたい伝えておきたい被爆の体験」を訪ねました。
被爆者の肖像画を描いてきた増田さん。会場には過去の作品のコピーも展示されていましたが、何人かの方はすでに他界されています。増田さんは肖像画を描く前に二時間はお話しを聞くそうです。
被爆体験や人生を聞くうちに相手の緊張がほぐれ笑顔が出てくるし、増田さんもよく理解して描くことができるとのこと。
19時からは、京都被爆二世・三世の会とピースウォーク京都の呼びかけで行われた「キャンドルビジル」に参加しました。三条大橋の歩道に核兵器無くそうパネルを広げ、一人ひとりキャンドルを掲げて一時間のスタンディング。
初めての取り組みでしたが、6日に続いて行われ、今日は70人が参加。暑い一日でしたが、鴨川の上を吹く風は涼しく、原爆で亡くなった方々への祈りを静かに捧げながら1時間立ちました。核兵器廃絶への思いをかみしめた行動でした。