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「外交安保・核廃絶」の記事

 IMG_0711.JPG防衛省に要求していた、2019年度の武器購入契約の相手型ランクの資料が先日、提出されました。「2019年度の中央調達における契約相手高契約高順位(上位30社)  と題する資料。

 昨年度も群を抜いて6869億円でトップはFMS契約による米国政府です。一昨年の1.7倍に増えています。

 FMSは納期も価格も米国が決定権を持ち、しかも先払いという極めていびつな契約です。日本が支払っても長期にわたり納品されていないものも少なくなく、会計検査院から繰り返し是正が求められてきたもの。

 FMS調達は第二次安倍政権の軍拡路線のもとで13年度から急増し、15年度に「米国政府」が三菱重工などを初めて抜き、中央調達の契約額トップになりました。さらにトランプ政権からの要求に応じて、イージスアショア、F35戦闘機、オスプレイなどの爆買いにより膨れ上がってきました。

 アメリカの要求にこたえて、安全性などまともな検証もないままに契約したことが、イージスアショアの配備撤回にもつながりました。抜本的見直しをすべきです。

 

 会期末前日の6/16に提出した「プロサバンナ事業」に関する質問主意書への内閣からの答弁書が経今日、送付されてきました。プロサバンナはモザンビークでODAとして行われている大型農業開発事業。合意ないままに行われ、小農の権利が奪われていると同事業に反対する農民連盟の代表とも懇談し、質問で取り上げてきました。

 同事業が憲法並びに国内法に違反しているとの弁護士会の訴えを、マプト行政裁判所において「裁判官全員一致で受け入れる」との判決が下されたことを踏まえて主意書を提出したものです。

 質問に正面から答えるものとなっていないことは残念です。引き続き、とりくんでいきます。

質問主意書https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/201/syuh/s201159.htm

答弁書https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/201/toup/t201159.pdf



 DSC_0081.JPG国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の新駐日代表のカレン・ファルカスさんを迎えて開かれたUNHCR議員連盟の総会に参加しました。

 カレンさんは基調講演で、世界で過去最高の7,950万人もの人が故郷を追われ、そのうち45%が子どもであり、85%が途上国に受け入れられていると指摘。さらにコロナ感染の広がりに直面しており「危機の上の危機」だと強調し、コロナ危機対応への資金の支援や日本での難民保護拡充を呼びかけられました。

 その後、法務省から報告がありましたが、昨年での日本の難民申請は10,375人で、認定手続きの結果、在留を認めたのは81人で、そのうち難民と認めたのは44人。あまりにも少なすぎます。

 閉会中は、火曜日に会議を行うのが基本。今日は9:00に院内の歯医者でお掃除をしてもらい、10時から国対、11時から事務所打ち合わせ、12時から参院議員団班会議、15時からUNHCR議連総会、16時から議員団会議と続きました。

 決算.jpg決算委員会の閉会中審査が行われ、午前中は厚労省、会計検査委、午後は外務・防衛を中心とした質疑。日本共産党からそれぞれ二人が質問立ち、私は午後、田村智子さんと共に質問に立ち、イージス・アショア計画停止問題を取り上げました。

 河野防衛相は計画停止の理由について「当時、日米協議で、ミサイルのブースターを確実に基地内に落下させるにはソフトの改修で可能だとしていたが、ハードの改修が必要だと判明し、時間もコストも掛かる」と述べてきました。

 私の質問に対し防衛省は、導入決定時のミサイルの「要求性能」にブースターの落下問題は含まれていないことを認めました。さらに、住民説明会で危惧の声が出されてから米側と協議を始めたことを認め、「ソフト改修で対応できるというのは米側の判断か」という質問には答えることができませんでした。

 トランプ政権の要求にこたえてブースターの安全問題を考慮せずに導入を決め、米側からの保証もないままに住民に安全だと説明していたずさんさが浮き彫りになりました。

 私は、ルーマニアに配備されたイージス・アショアの米軍基地司令官が「統計に基づく落下予測はあるが、100%想定の範囲に収まるとは言えない。最も確実な安全策は基地の周りに住宅を作らないことだ」と述べた「秋田魁新報」の記事を紹介。

 「配備ありき」で、ずさんな説明で強引に進めてきた防衛省の責任は重いと批判し、停止ではなく、計画撤退を早期に決めるよう強く求めました。

 IMG_3223.JPG今日は、通常国会会期末。野党五党・会派は朝、年末までの会期延長を申し入れ、衆院に動議を提出しました。動議は衆院議運委で否決され、会期は閉じることになりましたが、与野党間の協議で閉会後もコロナ関連での閉会中審査を定例的に行うことなどで合意。午後から本会議が開かれ、終了後議員団総会を行いました。

 午後から、会期末処理のための各委員会が行われ、請願の扱いなど協議。請願の採択は全会一致が必要で、外交防衛委員会では出されていた請願について、残念ながらすべて保留となりました。

 今国会で二度取り上げた女性差別撤廃条約の選択議定書の早期批准を求める請願について、自民党からは、「今国会、井上議員の丁寧な質疑もあったが、自民党としては保留として、さらに議論していきたい」と発言。野党共同会派からは「批准を求めている。さらに議論を」との発言がありました。

 私は、「茂木外相から、『検討を加速』するなど前向きの答弁があった。過去、18回採択をしてきた委員会として、政府の検討を後押しするためにもぜひ採択を」と求めましたが、結果は保留でした。ただ、今回は自民党の議員にも請願の紹介者になってくださる方もいました。さらに、次での請願採択、議定書批准に向け、女性団体などとも協力を強めたいと思っています。

 その後、本会議。18年度決算について岩淵議員が堂々の反対討論。終了後、議員団総会が開かれ、冒頭で亡くなった寺前巌・元議員団総会長に黙とうをささげました。

 挨拶した志位委員長は今国会で、国民の声と野党の共同の力、コロナ対策で様々な要求を盛り込ませたこと、検察庁法の改悪を許さず廃案にしたこと、イージス・アショアを中止に追い込んだことなど強調。いっそう運動の発展とともに、党員を中心とした党勢拡大を呼びかけました。

 20.6.15 石川.jpgイージス・アショア計画が中止へ。河野防衛相が夕方に記者会見し、「イージス・アショア」の山口県と秋田県への配備計画を停止する考えを表明しました。山口県の演習場への配備について、迎撃ミサイルを発射する際に使う「ブースター」を演習場内に確実に落下させることが困難だとして計画を停止するというもの。

 トランプいいなりの爆買いが、住民の運動の前に破たんしました。国民の声が動かしました。F35の爆買いも辞めさせましょう。

 午後一番に石川県の社保協医労連の代表が来訪。コロナ禍で大きな影響を受けている医療機関、介護事業所への支援を求める緊急要請書の束を受け取りました。各事業所の実情と要請が一枚いちまいぎっしり書き込まれています。この声を生かすために、全力をあげます。

 その後、モザンビークでODAとして行われているプロサバンナ事業についての質問主意書についてNGOの方と打ち合わせ。続いて決算委員会総括質疑の田村智子議員の質問の応援傍聴。

 IMG_0691.JPG昨夜のみんせい京都の動画配信企画。生で見れなかったので今朝、ユーチューブで見ました。赤旗ワシントン支局長の遠藤記者が「トランプ政権と人種差別」と題して、警察による黒人殺害事件とその後のアメリカの運動と世論、黒人差別問題の歴史、トランプ政権への批判の広がり、アメリカの銃社会の問題などなど語りました。

 みんせい京都の動画サイトからご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=ULcZkYmIGcI&feature=youtu.be

 遠藤記者は赴任前は赤旗政治部に所属し国会取材団のキャップもされていこともあり、お世話になりました。元気に活躍されて何よりです。

 NPT再検討会議で2010年に訪米した際、ワシントン支局を訪ねましたが、ホワイトハウスの近くにあり、世界の数百のメディアが同居しているプレスビルの一室です。政党の機関紙が、世界のマスコミと一緒にこのビルの中に支局を構えていること自体が大変驚かれるとのこと。アメリカ旅行中の方が赤旗新聞を読みたくて訪ねてこられることもあるそうです。

 

 IMG_0690.JPG九時から予算委の応援傍聴。武田良介、山添拓両議員が質問に立ち、安倍総理らと論戦。持続化給付金やGoToキャンペーンの疑惑に鋭く切り込む一方、観光業者、文化芸術関係者、学生などの生の声を示しながら、前向き答弁も引き出す。若手の活躍は嬉しい限りです。その後、外交防衛委で核兵器の問題で質問しました。

 核兵器の問題で質問する時は、被爆者である高校の先輩からもらった、東京の被爆者団体・東友会の折り鶴バッチをつけることにしています。

 まず、「ワシントンポスト」が、トランプ政権が約30年ぶりの爆発を伴う核実験の実施を協議したと報道した問題。米下院の委員長ら五人が「地球規模での実験の拡散に道を開く」と厳しく警告する質問状を出したことも紹介し、被爆国として爆発を伴う核実験は許されないと抗議すべきと迫りましたが、茂木外相は態度を示さず。

 さらに小型核兵器を搭載したSLBMを2月に実戦配備したことについて各兵器使用のハードルを下げ、核軍拡競争の悪循環になると追及。茂木外相は、「逆に核兵器使用の敷居を挙げるもの」とアメリカの勝手な言い分を紹介するだけ。

 核保有国と非保有国の「橋渡し」の役割を果たするといいながら、アメリカの言い分を無批判に繰り返すだけで、核保有国の側に橋を渡り切っています。それでも被爆国の政府かと、怒、怒、怒です。

 午後は本会議で二次補正や関連法案等の採決。補正には10兆円の予備費は憲法にさだめられ財政民主主義に反するという一点で反対しました。紙議員が討論に立ちました。 

 その後、戦争中の軍人の名簿の保存と公開について、国立公文書館、厚生労働省からレクを受けました。夕方の新幹線で京都へ。

 20.6.10 昼休み.jpg久しぶりに、国民大運動実行委員会などによる定例国会行動であいさつしました。「コロナ禍から命を守ろう! 改憲発議反対! アベは退陣を」を掲げて昼休みに議員会館前で行われました。夜は全労連会館で開かれた「軍事同盟に代わる新しい平和の枠組みを考える集い」で国会報告をしました。

 昼の行動の主催者あいさつの岸本民医連事務局長は「いつも国会最終盤の行動は悪法の成立許すなと訴えるが、今回はコロナ禍対策のために国会を閉じるなと訴えている。異例のこと」とのべ、各分野でのいっそうの運動を呼びかけ。

 私は午前中の衆院予算委で野党共同で二次補正予算組み替え動議を提案したこと、そのうえで日本共産党は10兆円の予備費は財政民主主義に反し、政府に白紙委任できないとの一点で反対したことを報告。

 さらにこの間、国民の声と野党の共同で二次補正にも様々な要求を反映盛り込ませたこと、ツイッターの大きな広がりで検察庁法の強行を阻止したことなどを確信にし、施策の穴を埋め、スピードをあげさせるために明日からの参院予算審議でも徹底論戦することをお誓いしました。

 IMG_0686.JPG今日の予算委では志位委員長が質問。参院では明後日金曜日の9時から武田良介、山添拓の若手議員が質問に立ちます。

 日米安保条約発効から60年の節目に開かれた夜の集会は渡辺治先制が講演。それに先立ち挨拶し、「日米ガイドラインと安保法制によって日米同盟が地球規模の軍事同盟に根本的に変質した」と強調し、この間の国会論戦を紹介。日本共産党が提案する「北東アジア平和協力構想」を 示しながら、軍事同盟に代わる新しい平和の枠組みをいまこそと呼びかけました。

 

 香港集会.jpg院内集会「香港問題から国際的連帯を考える」へ。市民と共に先日の国際署名に応じた超党派の国会議員が参加し、香港から周庭さん、区議会議員の葉錦龍さんがリモート参加されました。

 お二人から、香港の状況や日本への期待などお話があり、周さんからは、「この集会を中国大使館は見ているだろう。犯罪の証拠にされるかもしれない。恐怖感がある」としながら「香港が香港であり続けるためにがんばる。中国は国際的注目を嫌がっている」との訴えが。国会からさらに声をあげていきたい。

 今日から衆院予算委での二次補正予算の審議が始まりました。日本共産党は明日9:40から志位委員長が質問に立ちます。

 お昼に外交防衛委員会の理事懇談会が開かれ、金曜の参院予算委での採決後に委員会を開き、三条約の質疑を行うことを決めました。

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