活動日誌

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「災害・環境・地方自治」の記事

参院災害対策特別委員会の視察で静岡市へ。清水区内全域での断水の原因になった取水口の被災現場や水道橋の落橋、橋の崩落や土砂流出の現場で説明を聞きました。被害の大きさに5時間で419mmという大雨の凄まじさを実感します。 復旧への懸命の作業が行われています。
 最後に市役所で出野副知事、田辺市長ら県、市の幹部のみなさんとの意見交換会懇談。三浦委員長からお見舞金をお渡しし、県・市からそれぞれ要望書をいただきました。
 終了後、日本共産党静岡県議団の控室に立ち寄ると、ちょうど、皆さんおられました。引き続き力をあわせましょう。
 国会に戻り、19時からオンラインで新潟の民青の皆さんの「自民党の改憲草案の危険と日本共産党の外交ビジョン」と題する学習会でお話し、質疑応答をしました。
 建築アクション.jpg午前中は「建設アクション実行委員会(首都圏の土建労組や京建労、建設関係労組で構成)」の皆さんの財務省要請に同席。インボイス中止、消費税引き下げ、物価高騰・赤字累積下での救済等を求めてたくさんの皆さんが参加されました。
 この間、建設資材の高騰の問題などで全建総連の皆さんとの懇談なども行ってきたことにも触れ、やっと始まった臨時国会で皆さんの要求を突き付けて迫りますと挨拶。
 続いて、京都の「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」の皆さんの計画の白紙撤回を求める署名(2.6万人分)提出と国交省レクに倉林議員と共に同席。
 新幹線延伸.jpg午後は、今国会に提出予定のPFI法改正案の審議に向け、会計検査院から、昨年五月に発表された「国が実施するPFI事業について」の検査報告書に関してレクを受けました。夕方は議員団会議。
 早朝ウォーキングの後、7:30からBSで朝ドラを見ようしていたら、北朝鮮による弾頭ミサイル発射のニュースが。国連安保理決議に反し、地域の平和と安定に逆行する暴挙であり、強く非難し抗議します。国際社会の結束した外交努力による平和的解決が必要。
 衆参の本会議で非難決議を上げるべく、協議を行っています。
 正門前・議員団.jpg人、人、人。国会正門前での安倍元首相の国葬に反対する集会は参加者で溢れました。憲政記念館前もいっぱいになり、国会図書館前にも並びました。平日の昼間にもかかわらず5千人規模の計画が1万5千人の参加者になりました。SNSでは全国各地で反対の行動が取り組まれており、合計の参加者は相当な人数になりそうです。
 国会正門前では「初めて集会に参加した」という若者も少なくなかったとのこと。日本共産党、立憲、れいわ、社民の国会議員のあいさつ、沖縄の風のメッセージも。日本共産党からは15人の国会議員が参加し、志位委員長が挨拶しました。
正門前・志位.jpg 自民党の二階前幹事長は先日、「国民は黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」「終わったら反対していた人たちも、必ず良かったと思うはず。日本人なら」といいました。冗談じゅない。こんな理不尽に黙っているわけにいかないし、終わったからといって不問にできない。声をあげ続けます。
 午前中は国対会議。続いて静岡の豪雨災害について国交省からレク。引き続き、統一協会問題の追及についての会議。午後の正門前集会の後、台風被害についての議員団の対策本部会議。私と本村さんから台風15号の静岡での被害状況。田村貴昭議員の台風14号による九州の被害について報告し、今後の対応など議論しました。
 裾野市.JPG今日は終日、静岡県。三島駅のホテルを朝出て裾野市へ。きょう告示の市議選の応援です。まずは7期目をめざす岡本かずえ候補の出発式で、続いて岩井良枝市議からバトンを受け継ぐ新人の矢崎てつお候補の出発式で訴え。その後、市内2ヵ所で街頭演説を行いました。
「市民サービスの充実が自治体本来の仕事」との立場で、「裾野駅西区画整理事業」の見直しを求めてきた日本共産党市議団。1月の市長選で「見直し」を公約に掲げた市長が当選し、日本共産党への期待の声が広がる一方、従来の計画に固執する勢力が活発な活動を行い選挙は大激戦になっています。
 教育現場一筋45年の矢崎さんは「子供たちにはなまるを」と掲げておられます。私は「日本共産党の二人の候補に当選のはなまるをください。市民に寄り添い、みんなの暮らしにはなまるの市政をめざします」とご支持を呼びかけました。
 葵区調査.jpg終了後、静岡市へ。葵区で鈴木県議、市川市議らと共に、台風15号による大雨被害を調査しました。同区で観測史上最大となる1日で405ミリの雨が降り、各地で川の氾濫や護岸の崩落、土砂くずれが発生、さらに中電の鉄塔二基が倒れて区内全域で12時間に及ぶ停電となりました。
護岸の崩落場所を3か所訪ねましたが、護岸が大きくえぐれ、道の下が空洞になっているなど濁流のすさまじさに息をのむ思いでした。車が通行止めになった奥の老人福祉施設の方は車を置いて歩いて通っておられるとのこと。他にも孤立集落があり、一刻も早い復旧や対策が求められています。
 最後に県の最大対策本部を鈴木県議とともに訪問し、休日でも出勤して対策に当たっておられる職員の皆さんを激励し、被害や対策の状況をお聞きしました。

 IMG_2856.jpg午後に開かれた国葬問題の野党ヒアリングに出席。国葬にかかる経費の総額や国民への弔意の強制について政府の見解をただしました。警備費等を含めた経費の総額について政府は「警護を要する要人の数が固まっていない」として回答せず。野党から、いつ人数が固まるのか、総額の概数を示すべきだとの指摘が出されました。

 また、自治体や教育委員会が独自判断で学校への黙とう依頼をしているケースも示され「学校への依頼をしないよう通知を出すべきだ」との意見が出されました。政府からは「一人一人に喪に服することを求めるものでないという趣旨を説明していく」と答えるにとどまりました。

 今朝のしんぶん「赤旗」から、浅尾大輔さんの新しい連載小説「立春大吉」が始まりました。愛知県のある町が舞台ですが、豊栄町で進められてきた住民と日本共産党による地域医療を守る運動が題材です。楽しみです。

 

 昨日投開票の京都府綾部市会議員選挙で、日本共産党の井田かよ子(現) 、吉崎あつ子、塚崎たいし(以上新)三候補の全員が当選しました。おめでとうございます。
 吉崎あつ子さんは、告示直前に病気のために立候補を取りやめた夫の吉崎久議員の「志を受け継ぐ」と奮闘されました。残念ながら、その吉崎久さんが昨日の朝、亡くなりました。投票日まで病気とたたかい、当選の報を聞くことなく亡くなられましたが、妻あつ子さんの勝利を確信されていたと思います。
 勇退されるつきがしら市議のFBによると、当選の万歳を皆んなが躊躇していたのですが、娘さんより「眠っている父に聞こえるように大きな万歳をして下さい」との事で、思い切り声をあげたそうです。きっと聞こえたことでしょう。みんなから「きゅうちゃん」と親しまれた吉崎さん。長い間お疲れさまでした。安らかにお眠りください。
 あつ子さん、夫の病状を心配しながらの大変な選挙戦でしたが、見事に志を受け継がれました。本当にご苦労様でした。これからは「あっちゃん」と親しまれることでしょう。
 佐藤県議.jpg佐藤正幸石川県議が国会に来られ、金沢大学の学生寮廃止問題と先日の大雨被害支援で政府に要請しました。
 金沢大学は今年度末に学生寮を廃止することを決めています。日本人と留学生が混住する形体で整備されている学生宿舎に優先的に入居できるようにするとしていますが、現在の学生寮の三倍の負担になり、地元紙でも報道され、佐藤氏も県議会で質問してきました。
 文科省は、学生の生活基盤となり協調性をはぐくむなど学生寮の意義はのべるものの、設置等については大学の判断であり、国として予算措置もしていないという立場。経済的理由に左右されずに学ぶ権利を保障するために必要であり、コロナ禍の下でバイトの確保も大変な状況がある中で、廃寮が学業継続の困難につながると強調し、国として学寮の意義を明確にし、入居者が困難に陥らないような支援を大学が取るように要請しました。
 石川県での豪雨被害では、26日に小松市には被災者生活再建支援法が適用となりましたが、県内各地で住宅被害などが発生しています。災害共助法適用による国の支援などについて、自治体の側の理解が不十分で必ずしも全面的に活用されていない状況なども佐藤県議から紹介もあり、自治体と十分に連絡をとり、被災状況にあわせた制度の柔軟な活用を求めました。
 午前中は東京駅八重洲口近くで開かれている京都在住のフルイミエコさんの個展へ。土日は在廊されていたフルイさんは、今日は京都に戻っておられることは知っていたのですが、鑑賞中に画廊にフルイさんからたまたま電話が。かわってもらい、挨拶ができました。ラッキー。いつも心を温かくしてくれる作品。今回は深くてきれいな赤い色の作品がたくさんで、とても素敵でした。
防災申し入れ.JPG京都を朝出て国会へ。午前中にこの間の豪雨被害対策で谷防災担当相に申入れました。大臣も先日、新潟県村上市、関川村を視察したとのこと。私も被災直後に駆け付けた時のことも紹介し、自治体の奮闘を支えるために災害救助法の多様な活用の周知や特別交付税での支援を要請。
 農業支援等も含め、「被災地の要望を受け止め、しっかり対応したい」と大臣。さらに「災害が配線JR赤字路線廃線の口実になってはならない」の要請に「おっしゃる通り」と述べられました。
 午後は事務所打ち合わせ。外交防衛委員会から内閣委員会に所属が変わったことに伴い、事務所スタッフも新たな体制に。申し入れ3人のうち2人が入れ替わりました。決意新たに、「チーム井上」で頑張ります。

 豪雨対策本部22.jpg午後からの議員団会議i合わせて、八月豪雨対策本部(小池本部長)の会議を行いました。各地での調査の報告が行われ、私からも新潟県北部での調査について報告しました。今日、組閣が行われ新しい災害担当大臣が任命されたところですが、調査や自治体からの要望を踏まえて申し入れを行うことを確認しました。

   議員団会議では笠井亮議員から、NPT再検討会議の報告を聞きました。私は2005年、2010年と同会議に参加し、10年の時は志位さんや笠井さんとご一緒でした。笠井さんはさらに先日の核兵器禁止条約の締約国会議にも参加されました。

 それを踏まえて、今回の会議が「これまでと状況が一変していた」という笠井さんの生の報告は実に聞きごたえがありました。締約国会議の成功を再検討会議の前身につなげたいという流れが広がるとともに、国連本会議場でのNGOセッションのトップ発言が日本原水協であり、笠井さんも日本共産党の国会議員として初めて本会議場で発言するなど、市民社会と日本原水協の国際的地位の高まりを実感したとのこと。素晴らしい。

 午前中は、外交防衛委員会から内閣委員会に所属が変わったことに伴い、新しい秘書の皆さんと共に内閣委員会調査室にレクをお願いしました。改めめて内閣委員会はが所管する分野の広さを実感しました。これまで取り組んだことのない分野も少なくありません。この間の国会論戦の経緯など、秋以降の論戦に備えて、この夏、しっかり勉強しなければなりません。

 今日、岸田総理は内閣改造を行いました。当初9月初めといわれていましたが、国葬や統一協会問題で内閣支持率が急落する中で前倒しで行われました。統一協会との関係が明らかになっていた7人の閣僚を外すなど「閣僚ロンダリング」とも指摘されていましたが、何のことはない、新しい内閣でも7人が関係しているとが直ちに明らかに。小池書記局長は会見で「統一教会隠し失敗内閣」と指摘しました。

 夕方の新幹線で京都へ。

 新潟県で豪雨災害調査。昨夜、広島から福岡空港経由で新潟入りし、朝から、胎内市、村上市、関川村の被災現場を回り、市役所・村役場で被害状況や要望等についてお話を伺いました。
 新潟県北地域では4日未明、線状降水帯発生による特別警報が発令され、過去例のないような短時間の豪雨で大きな被害が広がりました。胎内市では丸山たかひろ、波多野孝子両市議とともに河岸が崩れた現場や床上浸水した地域を回りました。その後、市役所で被害状況と対応について説明を受けました。
 続いて村上市へ。稲葉久美子市議と共に広範囲に床上浸水した地域を訪問。みなさん家の泥だしなどに追われ、水につかった畳や家具が積み上げられており、住民の皆さん疲労されている様子が見えます。同市では7000戸が断水となり、給水所ができていますが、車が冠水して動かず、高齢者だけのお宅など飲料水もらいに行けない方もあります。市役所の支所に行くと、届いたベットボトルを配布するためにボランティアの皆さんもたくさん集まっておられました。
 さらに、関川村へ。途中の道路の沿線では崩落した山肌がたくさんあり、滝のように水が出ている場所もありました。地盤のゆるみが心配です。通学や通院の欠かせない足であるJR米坂線は線路の下がすっかりえぐれている場所もあり、復旧には相当の時間がかかりそうです。
 関川村に到着し、老人福祉施設の職員の方から、被災の状況や買い物などが困難になっている状況をお聞きしました。村役場では加藤弘村長からお話を伺いました。被災された住民からの様々な要望にできるだけこたえており、それにふさわしい国や県の財政支援をしてほしい等の要望が出されました。また、米坂線の復旧までの代替交通手段の確保についても要望が出されました。
 続いて村上市に戻り市役所へ。途中、幹線道路が片道通行になっており相当の時間がかかりました。忠聡副市長からお話を伺いました。上水道の復旧をいそいでいること、今日から、県の人的支援もうけて住宅の被害認定を始めることのことなど状況や要望をお聞きしました。
 災害対策で重要なのは制度に被害を当てはめるのではなく、被害を救済する立場で制度を柔軟に活用し、必要ならば新しい制度もつくること。水害の際の住宅の被害認定や支援についても、この間の災害で全国的運動の積み重ねの中で、国も柔軟な対応をする状況が生まれています。そうしたこともお伝えしながら復旧へ力を合わせることをお話しました。
 新潟市に戻り、東京へ。
 DSC03498.JPG朝9時から開かれた、超党派の「ミャンマーの民主化を推進する議員連盟」の緊急総会に参加。関係省庁からヒアリングし、議連として、ミャンマー軍の死刑執行に対し「国軍/軍政による市民の残虐行為に他ならず」「最大級の怒りもって非難」する声明をまとめました。
 ヒアリングの中で、ミャンマー国軍が死刑執行承認を公表し、日本政府として執行しないよう働きかけている時期に、防衛省が国軍の士官、士官候補生の留学受け入れを実行していたことがわかり批判が集中しました。私も「国軍からの留学生受け入れや安倍元総理の国葬の通報をミャンマーに対しても行っていることは、日本政府は軍政を容認していることになる」と述べ、政府が毅然と対応するよう求めました。
 今日は外務省から二つのレク。午前中は、日本政府がODAで進めてきたインドネシアとバングラデシュの石炭火力発電支援を中止すると6月に発表した問題で経緯等を聞きました。この間、現地住民やNGOの皆さんが反対運動を続け、私も質問で中止を求めてきた問題ですが、参院選挙中の発表だったので説明を聞くのが遅くなりました。
 
 外務省からは石炭火力発電からの撤退という国際的な流れのなかで相手国政府と協議を続け、中止で合意したということについて説明がありました。
 午後にはウクライナからの避難民の日本国内への受け入れについて、ビザの発給が遅れているというNGO の皆さんからの相談を受けて、状況を聞きました。コロナによる入国禁止措置の緩和をうけて全体でビザ発給の件数が増えていることや、この間、ウクライナからの避難民が人身売買のような被害を受けているケースもあり、審査に時間がかかっていることなど説明がありました。
 現場でのご苦労は大変ですが、避難民の方は一刻も早い入国を求めておられ、適切かつ迅速な審査を求めました。
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