

金沢から六時間かけて藤野前衆院議員、佐藤県議と共に輪島市に到着。道路のひび割れや、土砂崩れなどで道路が寸断されています。途中、震度7を測定した志賀町を通り、車内から家屋の倒壊状況など視察。志賀原発の前で、改めて地震多発地帯に建てられていること怖さを実感しました。
輪島市内では鐙市議の案内で、市役所、大火災の現場、避難所を回りました。市役所は避難所になっており、疲れはてた様子の市民で一杯。坂口市長に面会しお見舞いを申し上げました。市長からは「道路が寸断され一万人の避難者に対し二千しか食料が届いていない」とのお話。
避難所でも「まったく食事が配られない」「最初に行った小学校の避難所は寒くて困った」「まったく情報がない」との切実な声。断水や停電も続いており、「トイレで流せず困っている」などの声が寄せられました。
食料不足の件は電話で小池書記局長に報告。穀田国対委員長から自民党の浜田国対委員長に連絡してもらい、「すぐ対応する」とのことでした。
輪島の名物である朝市が並ぶ通りで約200棟が消失した火災現場はまさに焼け野原。言葉を失いました。まだくすぶっていてところどころ煙があがる状態。五階建てのビルが横倒しになった現場にも。倒壊した建物に取り残されている人も多く残されています。
全国各地から救急車や消防車、警察車両が集まってきており、金沢にもどる途中で京都や愛知、岐阜、大阪、静岡、埼玉などの車や自衛隊の輸送車などとすれ違いました。
帰りは土砂崩れによる片側通行などがあり大渋滞で金沢着は23時を回りそうです。
佐賀氏からは、「最低賃金全国一律制度への法改正を求める請願署名」の取り組みが紹介され、全国一律最賃制に改める、科学的な最低生計費調査に基づく最賃額算出方法への変更、中小企業支援を国に義務付けることなどが示されました。
京都に帰り、夜は地元の吉田学区の消防団の年末特別警戒を光永府議と共に激励しました。本当にご苦労様、ありがとうございます。
午前中は議員団の「PFAS問題対策委員会」の初会合。環境省や厚労省からのヒアリングを行いました。PFAS(有機フッ素化合物)発がん性などが疑われており、高濃度の汚染が確認されている地域で健康不安が広がっています。
議員団が、そうした地域での健康への影響調査を求めましたが、環境省は「過去の血中濃度と疾病を結びつけるのは困難だ」として調査に後ろ向きな態度。議員団からは「汚染が確認されているのに、見逃せば水俣病やアスベストとと同じ過ちを繰り返すことになる」などと実施を迫る声が相次ぎました。
夜の議員団会議でこの間の活動を交流すると共に、沖縄、九州での台風被害や今後も予想される被害の対策のために小池書記局長を本部長とする「台風災害対策本部」を立ち上げました。