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「災害・環境・地方自治」の記事

   輪島被災.jpg再び能登半島地震の被災地に入りました。田村智子委員長、山添拓参院議員、藤野やすふみ前衆院議員、佐藤石川県議らと共に輪島市、七尾市を回って石川県庁に戻りました。1/3に訪れた時以来、全国からの支援もあり道路や水道の復旧、被災者支援に懸命の努力が続けられていますが、まだ緒に就いたばかリというのが実感です。

 輪島市では鐙史郎市議と合流し、輪島漆器商工業協同組合での懇談、朝市通りの火災現場視察、坂口茂市長への表敬訪問、輪島診療所の激励と続きました。

 輪島塗.jpg輪島漆器商工業協同組合の日南理事長は全国から「輪島塗が亡くなったら大変」と大きな激励が寄せられていることへの感謝がありました。再建のためにも仮設工房の建設が必要で、国が建設を全額負担する支援制度ができたことはありがたいが、工程の中には仕事場と家庭が一体で行われているものがあり、そうした特性に即した支援が求められました。

 24.2.8農民連.jpg輪島診療所では富山の農民連の皆さんが周辺の皆さんに炊き出しを行っておられ、診療所内には全国の民医連の皆さんから寄せられた物資や激励の寄せ書きがいっぱい。

 続いて七尾市の和倉温泉旅館協同組合で谷崎裕理事長と懇談。断水が続き、全旅館が休業状態です。観光としての旅館業の復興には一定の時間がかかりますが、その要となる水道をはじめとしたインフラ復旧に向かう人達の宿泊施設として奥能登の入り口にあたる和倉温泉を活用てほしいというお話も伺いました。磯貝 和典前市議もご一緒でした。

 金沢市に戻り、最後に石川県庁で馳知事を表敬訪問。最後に地元マスコミの取材を受けました。いただいた要望を明日から、政府に求めていきます。

 能登地震の「被災者の生活と生業支援のためのパッケージ」について党対策本部として政府からレクを受けました。「生活の再建」「生業の再建」「災害復旧等」の三つの柱。
 
 参加した各議員から、 ▽輪島塗など被害は深刻であり過去の災害支援の枠を超えた追加支援を行うこと。▽二次避難者支援、仮設住宅の早期建設を行い、観光支援を優先して二次避難者に退去を求める事態にならないようにすること。▽水道復旧で仮復旧工事をしたら本復旧で支援が受けられるのかという不安が地方自治体にある。責任をもって支援することを明確にすること――などを求めました。
与野党国対.jpg 午後には参院与野党国対委員長会談が開かれました。「政治とカネ」で各党から発言があり、私は裏金関与議員のリストを提出し、それぞれの議員から使途を説明させるべきと要求。石井・自民国対委員長は参院幹事長が各議員と面談を行っており、五日までにリストを示したいとのべました。
 その後、本会議が開かれた岸田総理の姿勢方針演説など政府四演説が行われました。
23.1.24予算1.jpg 衆参予算委で能登半島地震問題の集中審議が開かれ、参院では私が質問に立ちました。午前中の衆院での田村貴昭議員をはじめとした各党の質問と答弁を踏まえての午後の参院での質疑。
 
私が岸田総理に求めたのは、
①避難所の衛生環境の改善と管理スペースの確保など感染症対策
②男女別の更衣室や男女トイレを離して設置し女性トイレを多くするなど女性視点での避難所の改善
③住宅再建へ被災者住宅再建支援法の支援金の大幅引き上げ
④中小企業への補助金の実施にあたって被災者の実態に合わせた申請手続きの簡素化
⑤志賀原発の廃炉
 支援金について、2007年に改正された時から「最大300万円では住宅再建できない」と拡充の声があがり、しかも、建設資材が改正時から150%に値上がりしていることを示して支援対象の拡充と大幅引き上げを迫りました。
 総理は「そうした様々な声を踏まえながら対応を総合的に検討したい」との答弁。さらに声を広げて実現したい。
 23.1.16野国.jpg今日の予算委は開会前の理事会で安倍派である末松委員長が裏金問題で辞任し、自民党の理事が代行するという異例の事態に。予算委後の共産、立憲、維教、国民の国対会談で、裏金に関与した各委員長、理事の辞任と、関与した議員のリストを自民党に求めることを確認しました。
23.1.23 保育士.jpg「子どもたちにもう一人保育士を」実行委員会の皆さんと懇談しました。愛知から始まったこのスローガンが一気に全国に広がり、たくさんのアンケートに寄せられた保護者、保育士の生の声とそれに基づく具体的提言、それを可視化したイラストなどのわかりやすい宣伝物。
 これらが世論を広げ、76年ぶりの保育士配置基準の改善へと動かしました。懇談では、経過措置を短期間で終わられることや、いっそうの配置基準の改善など求める現場の生の声をお聞きしました。がんばります。
 午前中は能登震災支援の中小企業への補助について経産省、中小企業庁からレク。午後にはのと能登震災対策本部の会議。大会での新体制にともない田村智子新委員長が本部長になりました。
 夜は東京広島県人会の新春懇親パーティー。900人の参加で、比島から県知事、広島市長はじめ多くの首長の皆さんが参加。乾杯の後は国泰寺高校の同窓生をはじめ広島のお酒と美味いもので懇親。もちろん、行列に並んでお好み焼きを食べました。(*^^)v

 

京都を朝出て国会へ。午後から内閣部会で来年度予算案のレクを受けました。内閣府と内閣官房に関わる予算案と定員について説明を受け質疑応答。

 男女共同参画局からのレクの際、能登半島地震への対応や全国の市町村の六割で防災部局に女性がいない問題について質問。  男女共同参画の視点での災害対応が重要であり、発災後、職員を石川県に派遣しているとの回答。避難所での女性の置かれた深刻な事態の早期改善を求めました。

 災害特.jpg衆参で災害対策特別委の理事懇談会が開かれ、能登半島地震で政府から説明を聞き質疑応答が行われました。私は拠点には物資は届き始めているが避難所では不足し、パンなどの提供にとどまっていること、自主避難所や自宅に避難中の住民が指定避難所に食料などを受け取りに行ったら断られた例があるとして、配送のための人的配置も含め善処を求めました。

 政府担当者は「指定避難所以外の避難者も物資支援の対象であることを現場に徹底した」と説明。これまで保存が利くパンなどが中心だったが、コンビニ等の協力を得ておにぎりや温かい食事も順次届けたいと応じました
 また、宿泊施設や住宅の借り上げによる二次避難所について、全体で2万6000人もの避難者が存在するもとで、必要十分な二次避難所を設けるよう要求。困難な状況にある被災者ほど必要な情報が届かず、二次避難所への移動も困難だとして、情報提供や移動手段の提供などを求めました。政府担当者は、いずれも対処する姿勢を示しました。
 さらに、被災地の医療施設や福祉施設には物資を届けるだけでは維持できない限界状態の施設もあり、石川県内外の他の施設への入所者全体の移送が必要だとの指摘がDMAT(災害派遣医療チーム)の責任者から寄せられているとして、移送先の確保などを要請。厚生労働省担当者は「検討している」と説明しました。
 1.10福山.jpg終了後、京都へ。2/4投票の京都市長選挙勝利を目指して昨夜開かれた「京都に福をよぶつどい」に倉林、穀田両議員と参加。
 日本共産党、れいわ、社民党、新社会党、無所属の代表や議員が挨拶に立ち、日本共産党から倉林議員が全力でたたかう決意を表明しました。
 教育や保育、医療などの各分野や11の行政区から切実な要求と市政を変える願いが熱く語られ、それにこたえる福山和人さんの人柄と政策、熱い訴えで「よし勝つぞ!」と2500人の参加者が一つになりました。
 1.9能登震災対策本部1.jpg二回目の能登震災対策本部を開催。発災後一週間以上たちますが、道路の寸断など様々な困難もあり、避難所の深刻な実態は続き、孤立集落も残されています。
 小池本部長代理からこの間の対応について、私から被災地の現状について報告。災害関連犠牲者を広げないための具体的手立てを現地のニーズをしっかり把握しながら求めていくこと、全国での募金活動をさせに広げることなど確認しました。 
 今日の午後の発表では石川県の死者は200人を超えました。佐藤石川県議と電話で連絡を取り合い、現地の状況や最新のニーズなど聞きました。
 1.7能登震災対策本部2.jpg明日は衆参の災害対策特別委理事懇が開かれ、政府から説明を受け質疑応答を行います。参院では私が出席します。
 午後には今年最初の国会対策委員会を開き、能登半島震災、羽田空港衝突事件、政治と金の問題の対応、通常国会の見通しや閉会中審査等について議論しました。

   IMG_4549.jpg京都総評の新春旗開きに参加。冒頭、梶川議長は能登半島震災で救命活動にあたる消防署員や避難民対策にあたる自治体職員に触れ、「あらためて『公共』の重要性が浮き彫りになった」と強調し住民の命と暮らしをまもる市政への転換を呼びかけ。あいさつに立った福山和人京都市長選予定候補も決意を述べました。

 国会では、能登半島地震の対応をめぐり、与野党6党の党首会談が行われました。席上、志位和夫委員長は「現瞬間は被災した方々の救命・救援に全力をあげるべき瞬間だ」「政治が被災者の苦しみに寄り添った、血の通った対応に全力をあげるべきだ」と強調。

 岸田文雄首相(自民党総裁)に、非常に深刻な状況にある避難所の緊急の改善、安心して休める住まいの確保、孤立地区の一刻も早い物資輸送、医療機関と介護施設に対する緊急支援、通信手段の確保のための、移動式の携帯基地局や電源の確保、原発トラブルに関する詳細な情報を公開――などを求めました。することを求める」としました。

 刻一刻と状況と要求が変化するもとで午前中は、党首会談に向けて佐藤県議や秋元県委員長と連絡を取り合いました。

 

 1.4震災レク.jpg金沢を朝出て国会へ。党の能登震災対策本部の政府レクに参加しました。私と藤野前衆院議員から昨日の輪島市で見聞きした実態や被災者の要望を伝え、食料や水の早期供給、避難所の改善の物資や医療・介護施設への支援、道路・通信アクセスの改善、人的支援などを強く求め対応、見通しを聞きました。
 刻一刻と変化する被災地の状況とニーズを現地と連携してつかみながら、さらに支援を強めます。

 志賀原発.jpg金沢から六時間かけて藤野前衆院議員、佐藤県議と共に輪島市に到着。道路のひび割れや、土砂崩れなどで道路が寸断されています。途中、震度7を測定した志賀町を通り、車内から家屋の倒壊状況など視察。志賀原発の前で、改めて地震多発地帯に建てられていること怖さを実感しました。 

 輪島市内では鐙市議の案内で、市役所、大火災の現場、避難所を回りました。市役所は避難所になっており、疲れはてた様子の市民で一杯。坂口市長に面会しお見舞いを申輪島地震1.jpgし上げました。市長からは「道路が寸断され一万人の避難者に対し二千しか食料が届いていない」とのお話。 

 避難所でも「まったく食事が配られない」「最初に行った小学校の避難所は寒くて困った」「まったく情報がない」との切実な声。断水や停電も続いており、「トイレで流せず困っている」などの声が寄せられました。 

 輪島火災.jpg食料不足の件は電話で小池書記局長に報告。穀田国対委員長から自民党の浜田国対委員長に連絡してもらい、「すぐ対応する」とのことでした。 

 輪島の名物である朝市が並ぶ通りで約200棟が消失した火災現場はまさに焼け野原。言葉を失いました。まだくすぶっていてところどころ煙があがる状態。五階建てのビルが横倒しになった現場にも。倒壊した建物に取り残されている人も多く残されています。

  能登避難所.jpg 全国各地から救急車や消防車、警察車両が集まってきており、金沢にもどる途中で京都や愛知、岐阜、大阪、静岡、埼玉などの車や自衛隊の輸送車などとすれ違いました。 

帰りは土砂崩れによる片側通行などがあり大渋滞で金沢着は23時を回りそうです。

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