あわただしい一日でした。本会議、石川県民医連代表の要請、司法修習生支援の院内集会、憲法審査会、デモ激励、質問通告、議員宿舎懇親会。憲法審査会はなかなか面白かった。
憲法審査会の参考人は、改憲派だが96条改正反対で話題の小林節慶大教授と小山剛慶大教授。小林氏に「改憲しやすくなるのになぜ96条に反対?」と質問すると、「国家権力を縛るものであり、要件緩和してはならない。権力は公正で正々堂々としていなければならない。裏口入学のようなことをしてはだめ」。
さらに立憲主義は古い考えという意見について聞くと「立憲主義は時間と場所を超えて適用されるもの」。明快!
自民党議員が、「憲法は国柄や歴史、文化を共有するもの」として憲法に道徳規範が必要と述べると「『法は道徳に踏み込まず』は世界の常識」とバッサリ。
さらに他の自民党議員が、同党の改憲草案が国民に憲法尊重擁護義務を課したことについての評価を聞くと「国家権力を担当している方々を規律するのが憲法の仕事。自民党の今回の案はおかしい」とズバリ。
自民党席の議員たちの表情がこわばっていました。
今日は10時から本会議。終了後、院内の歯科へ。12時すぎに石川県の民医連の皆さんから生活保護改悪反対、介護保険の改善を求める請願署名を受け取り懇談。給費制の復活を含む司法修習生への経済的支援強化を求める院内集会にでて挨拶。
13時から憲法審査会。終了後、15:30から障害者差別解消法の早期成立を求める請願デモを激励。その後、明日の質問準備。16:30に通告。宿舎にもどり、懇親会に短時間顔を出しました。
成年被後見人の選挙権回復訴訟で見事に違憲判決を勝ち取り、全会派一致の法改正も実現した同訴訟弁護団の杉浦ひとみ弁護士が来訪。憲法審査会出席中でお会いできませんでしたが、「勝訴」タオルをいただきました(写真)。こいつは、縁起がいいわい!
法務委員会が終了。今日は性犯罪・性暴力被害者支援について質問し、「医療、カウンセリング、警察や弁護士への連絡など総合的な支援を一カ所で受けられる「ワンストップ支援センター」の設置促進を求めました。
性犯罪・性暴力被害者のうち、「誰にも相談しなかった」が67.9%を占めており、被害者が安心して相談できる専門機関がほとんどないことが問題になっています。
被害にあった直後から一カ所で支援を受けられる同センターは、政府の第二次犯罪被害者等基本計画に盛り込まれていますが、「病院拠点型」のセンターは全国4カ所にとどまっています。都道府県に広げるために、国の財政支援が不可欠だと求めました。
終了後、12時過ぎに共謀罪反対の院内集会であいさつ。13時から法務理事懇。13:30から個人保証問題で会議。14:30から法務省よりハーグ条約関連法でのレク。13:30からネット選挙打ち合わせ。16:30から外務省よりハーグ条約レクと続きました。ふ~。
20時からニコニコ生放送「ネット選挙ガイド2013~政党別ネット活用法~」に出演。各党がそれぞれ参院選挙でのネットの活用方法を紹介する番組。15分間のインタビューに答え、どのように活用を考えているかお話ししました。
今週は質問が続きます。今日はその準備が中心。午後には、全国借地借家人組合の皆さんから、民間賃貸住宅居住者への家賃補助制度の創設を求める署名を国会内で受け取りました。
朝の国対の後、性犯罪被害者支援の問題で内閣府のレク。15時すぎに、借地借家人組合の署名受け取りへ。
ワーキングプアが全国で1100万人を超える中、家を借りることさえ難しい人が増えている一方、公共住宅は年々削られています。「住まいは人権。低家賃で良質な家に安心して住み続けられるよう、要望実現に頑張ります」とこたえました。
16:30に質問通告。その後、法案審査会と議員団会議。
『女性のひろば』の7月号に、「被爆二世として 命と平和守る政治を」と題する私のインタビューが8ページにわたり掲載されています。聞き手は民青同盟京都府委員会の中根葉月さん。写真は、インタビュー後に散策した西陣の路地。ぜひ、お読みください。
10時から予定されていた本会議は、昨日の議運理事会が、衆院選挙の定数に関する自公の法案、みんなの党の法案の取り扱いをめぐって決裂し、開かれないことに。
空いた時間を利用して午前中は来週論戦準備。1:30から参議院第二別館歯科診療所へ。待合室に入ると目付きの鋭い人が先客。そこへ自民党の石破幹事長が診療室から出てくるとさっと立ち上がったので胸元をみるとSPバッチ。なるほど。
何年か前に、議員宿舎の近所のスーパーの入り口にSPが立っていて、誰かなと思いながら入ると防衛大臣をしていた石破氏が買い物をしていたことがあります。四六時中警察が随行しているのはなんとも窮屈でしょうね。
15:30から佐々木憲昭議員や東海ブロック事務所とともに参院選挙に向けての会議。終了後は、明朝からのりんごや野菜などの凍霜害調査や松本城公園での演説会のため長野県の松本市へ。
今夜の宿の到着は21時ごろ。久しぶりの温泉が楽しみ♪。
成年被後見人に選挙権を回復する法案が本会議で全会一致で可決し成立しました。本会議に先立つ委員会で、提案者の一人である塩川衆院議員に、法改正への思いや投票所のバリアフリーなどについて質問しました。
2年前に名児耶匠さんが選挙権回復を求めて提訴されて以来、私は3回の質問をしてきました。その思いを胸に質問し、「3月の違憲判決直後の院内集会で、原告の匠さんは、『選挙に行きます』と述べ満面の笑顔だった。国は控訴したが、法改正でこの笑顔に応えられる」と強調しました。
質問終了後、本会議の傍聴に来られた匠さんに委員会で全会一致で可決してことを報告し、握手しました。本当にうれしい瞬間でした。
今日は、朝の国対の後、京都の難病連の皆さんが国会請願署名をもって来訪され懇談。12時から14時まで倫選特に出席し質問と採決。終了後、レッドパージ全国連絡会の請願署名提出集会に参加して挨拶。松本善明さんのお元気な姿もありました。
15時から本会議。消費税転嫁対策の法案の趣旨説明と質疑に加え、成年被後見人選挙権回復法案の採決。成立が決まった瞬間、本会議場は大きな拍手で包まれ、傍聴席の匠さんはマスコミのフラッシュを浴びていました。
本会議終了後、野党8党共同提案の、外国で犯罪被害にあった人にも給付金を支給できるようにする法案を参院事務総長に提出。続いて法務委員会の理事懇談会。18時から法案審査会と議員団会議。あわただしい一日でした
通常国会の会期もあと一か月余。今日は今後の審議日程協議や法案審議に向けたレク、懇談などが連続する一日でした。
朝の国対の後、法務理事懇。やっと来週から審議入りの方向になりました。その後、障害者の投票権保障に関して総務省のレク。群馬県の民医連の新入職員の皆さんらの原発ゼロ、社会保障の拡充での要請で懇談。
事務所打ち合わせ。全法務労組から保護観察官の皆さんの労働実態や要望について聞き取り。民主党など提出の中小企業融資での個人保証を禁ずる民法改正案について法制局からレク。党本部で参院選挙勝利に向けた活動についての打ち合わせ会議。
全法務労組の実川委員長をはじめ役員の皆さんが来訪。法務局、保護観察所、入管、少年院など法務の現場の人員確保のための請願署名を受け取り、懇談しました。
被災地の本格的復興のためには土地の境界の画定をはじめ法務局の仕事が重要になっていき、人ではますます足りません。保護観察所も新しい制度がつくられているにもかかわらず必要な人員の配置がされていません。連続して全会一致で採択されている請願ですが、今年も採択され要望も実現できるよう頑張ることをお約束しました。
衆院議員会館で開かれた、レッツダンス署名推進委員会による風営法改正を求める請願署名提出前集会。冒頭、「タップ・ジャム・クルー」による強烈な生演奏とダンスパフォーマンス。与野党国会議員が参加し、私も穀田議員と参加しそれぞれ挨拶しました。
坂本龍一さんらが呼びかけ人になった風営法からダンス規制条項の削除を求める請願署名は15万人を突破。20日にはダンス文化推進議員連盟も結成されます。国会内では初のダンスパフォーマンスにマスコミの取材も多数。超党派の力で法改正を!
今日は10時から本会議。4法案採決等で20分で終了し、法務委員会の理事懇談会。今後の委員会開会日程で協議しましたが、合意にならず引き続き協議へ。
11:30からレッツダンスの集会。日本婦人有権者同盟、日本婦団連会、日本YWCAなど20の女性団体が「衆院比例定数削減反対」の要望書をまとめ、来訪。女性の進出や願いの実現のため、比例削減中止、小選挙区制廃止、選挙制度抜本改正の三点で一致したもの。画期的です。
その後、決算委員会の論戦打ち合わせなどなど。夕方の新幹線で名古屋へ。愛知弁護士後援会の主催のTPP問題の学習会に参加し挨拶。京都の自宅着は21:30
婦人団体連合会の、日本軍「慰安婦」問題解決、民法改正、女性差別撤廃条約選択議定書批准の三つの請願署名提出集会に紙さんと出席。昨日の予算委で、橋下氏の慰安婦問題での発言への総理の見解をただしたことを紹介しながら、署名を受け取りました。
朝の国対の後、10時から東京土建の皆さんの院内での学習決起集会で、憲法をめぐる国会情勢を報告。続いて、事務所で、愛知保険医協会の代表のみなさんから要請を受け懇談。11:30からは法務理事懇で今後の委員会日程について協議。
13時過ぎに婦団連の皆さんの署名提出行動。二度目の法務理事懇。続いて歯医者。15:30から岡山県津山市で米軍の低空飛行訓練で住宅や土蔵が壊れたことへの補償を求めている井口さんや支援の皆さんと院内で懇談しました。
さて、「靖国派」による橋下発言を擁護する動きが始まっています。昨日の社説では「女性の尊厳損ね 許されぬ」と書いた産経新聞は、今日は一転、橋本発言について「大筋正しいものの 舌足らず」という全く逆の内容の記事を掲載。
維新の会も、片山氏は会見で「筋が通っている」といい、党を全体として擁護する態度を鮮明にしました。国民との矛盾はますます広がっています。
本会議が10時から開かれ川口環境委員長解任決議案を可決。自民党は最後まで居直り続けました。その後、与党も審議拒否をやめ、法務委員会が開かれ、予算委嘱審査、裁判所職員定員法案で2回の質問をしました。
予算委嘱審査では、伊達判決が最高裁によって取り消される経過で、当時の田中最高裁長官とマッカーサー2世米駐日大使が話し合いを繰り返していたことを示す新たな米解禁資料を使って質問。
最高裁は、当時の事実関係は資料がなく確認できないとしつつ、長官が米大使と個別的に会うこと自体が異例であること、利害関係者に公判日程などをあらかじめ知らせることは裁判の公正さに疑念をもたらすこと、判決後に「全員一致で喜ばしい」などと裁判長が発言したのは他に例がないことなどを認めました。
一連の解禁文書で明らかになった事実が司法の独立を侵す重大問題であることが浮き彫りになりました。
2回目では、民事訴訟での障害者の裁判を受ける権利の保障について質問。障害者に対する配慮をすすめるための研修の拡充、視覚障害者への点字文書の送付の拡充、手話通訳者の費用を裁判所が負担することなどを求めました。
障害の当事者を講師にしての研修や関係団体との話し合いなどは、前向きの答弁がありましたが、他については「公平性」を理由に慎重な答弁でした。しかし、裁判においての一方の当事者のみに支援を求めているのではなく、裁判に参加する以前にあるハードルを取り除けといっているのです。引き続き、求めていきたいと思います。