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「憲法・民主主義・政治とカネ」の記事

 21.2.17赤嶺.jpg今日の衆院予算委。辺野古の埋め立てに沖縄戦の戦没者の遺骨の眠る地域の土砂を使うことは冒涜だとして中止を迫る赤嶺議員。「ありったけの地獄を集めたような戦場になったのがこの地域だ」と沖縄戦の惨状を怒りをこめて語り、沖縄の痛みに対する最低限の知識や配慮があった、かつての自民党政権と今の政権は違うと重ねて迫りました。
 自民党席は凍り付いたようにじっと聞き入り、ヤジの一言も出せません。それでも、配慮するという従来答弁を繰り返すだけの菅総理。圧巻の質問でした。
 午前中には、国会前で行われた首都圏青年ユニオンなどによるアピール行動に参加。大企業の非正規労働者にも休業支援金を求めて行われたもの。ホテル、バスガイド、飲食店、イベント会社で働く皆さんが次々マイクを握り、普段は企業の都合で安く「柔軟」に働かせ、コロナ禍では真っ先に切り捨て、雇用調整助成金も使おうとしない実態が語られました。

 昨年二月から仕事がないというバスガイドの女性。規制緩和でバス会社に所属せず日々、違うバス会社に乗る働き方にかわり、休業支援や観光支援というが、自分たちはなんの支援も受けられないと訴えられました。 働く人を差別なく支援するのは政治の最低限の責任。さらに政府に迫っていきます。

 「週刊文春」でまたもや国民に自粛求めながら自民党議員の夜遅くまでのラウンジ通いが報道されました。白須賀衆院議員。カジノ汚職で逮捕された秋元議員と共に贈賄側の中国企業を訪れ、検察から事情聴取をうけた議員。文春によるとこのラウンジは「穴場」で、白須賀氏は秋元氏ら「議員仲間とよく使っている」店とのこと。何の反省もありません。

 白須賀議員はすぐに自民党に離党届を出して受理されたましたが、それで済む話ではありません。自民党そのもの、菅政権自身が問われています。

本会議で抗議.jpg 10時から開かれた本会議。昨日の衆議院につづき、野党女性議員が白いジャケットで、男性議員はポケットに白い花や白いチーフをつけて森会長の女性蔑視発言に対し抗議の意思表示。私もポケットに白い花を挿して参加しました。

 終了後、参院での予算論戦への打ち合わせ会議。午後は、国交省、厚労省、内閣府から説明のための来室が続きました。

 法学者・法曹1022人の皆さんの共同声明「選択的夫婦別氏制度の早期実現を求めます」を呼びかけ人である二宮周平立命大教授、犬伏由子慶大名誉教授から党議員団として受け取りました。
夫婦別氏共同声明.jpg 「共同声明などにはこれまで距離を置いてきたが、今度は加わる」など、かつてない広がりがありったとのこと。大学の授業では学生から「なぜ、まだ実現していないの。当たり前ことですよね」などの声が上がるというお話も聞きました。
 ぎっしり並んだ1022の名前が圧巻。一刻も早く実現へ超党派でがんばります。

 今日開かれた河井克行元法相の買収事件の公判で、会計担当者の「自民党本部からの1億5千万円が買収の原資」との証言が明らかになりました。重大です。菅政権は直ちに自民党本部から送った資金の使い道について事実を明らかにすべきです。

 午前中に防衛省から「非識別加工情報」についてレクを受けました。国の行政機関等が持つ個人情報を特定の個人の識別も復元もできないように加工し、民間に提供する制度。毎年度毎に一回、省庁等が保有する個人情報ファイルについて、それを事業に用いる提案を公募し、審査のうえで提供するというもの。

 先日、米軍横田基地公害訴訟の原告・弁護団の皆さんとの懇談の中で、騒音の差し止め請求した住民の情報ファイルも公募の対象者となっていることに不安の声が出され、今日のレクとなりました。 防衛省の説明では、制度発足後四回の公募を行い、毎回40程度の個人情報ファイルを対象にしてきたが、応募はこれまでないとのこと。こうしたファイルが審査基準の一つである「新事業の創出等に資する」とは思えません。

 同制度を導入した法改正の際、日本共産党は、「非識別加工」をしたとしても、復元され個人情報が保護されない恐れがあるなどとして反対しました。少なくとも、こうした行政への請求、要請に関する個人情報ファイルは対象外とすべきです。

 今日は、衆院予算委の一般質疑。日本共産党から穀田衆院議員が質問に立ち、イージス・アショ等代替装備の選定をめぐる問題をただしました。

 自らの選挙での公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた河井案里参議院議員が今日、議長に辞職願いを提出。18時からの本会議の冒頭で辞職が許可されました。コロナ対応の特措法改正案への反対討論に立った田村智子さんが、何ら説明をしないままここまで居座り続けた河井議員と、それを許し、党としての説明もしてことなかった自民党の責任は重大だと指摘し、説明責任を果たすよう求めました。

 今日は朝から、委員会での特措法等改正案の質疑が行われ、夜の本会議で討論、採決が行われました。田村議員が、感染症法に罰則を設けるのは、過去の人権侵害の反省から作られた感染症法の歴史的逆行だと厳しく指摘。必要なのは十分な補償や医療・保健体制の支援・拡充だと強く求めました。

 採決の結果、自民、公明、立憲、維新の賛成多数で可決・成立しました。

自民離党.jpg「国民には外出自粛要請、自分たちは深夜まで銀座のクラブ」――こんなことが許されるのかという国民の怒りが朝から与党を追い詰めています。
 公明党の遠山衆院議員は今日、衆院議長に議員辞職願を提出。一方、辞任した自民党の松本国対委員長代理の銀座クラブ訪問に大塚衆院議運委理事、田野瀬文科副大臣が同席していたことが朝から報じられ役職辞任、更迭に。さらに松本氏はじめ三氏は午後、自民党を離党しました。
 松本氏は発覚時以来、"飲食は1人だった"と繰り返しのべており、一週間にわたりウソをついていたことになります。報道されるまで放置した自民党の責任は重大です。
 朝から、野党国対や自民・立憲の国対会談が断続的に行われ、参院野党国対も行われました。野党は、明日予定されている緊急事態宣言延長のための議運委員会の質疑に菅総理が出席し謝罪・説明をするよう要求。結局、明日の議運に菅総理が出席することになりました。
 今日は衆院でコロナ対策の特措法等の質疑が行われ、刑事罰を削除するなどの修正のうえ、参院に送付されます。日本共産党は、刑事罰削除は当然だが、過料を含め罰則を削除すべきとして反対しました。
 明日の参院本会議は田村智子議員、内閣委員会の参考人質疑には山添議員が立ちます。
 橋本教授.jpg新型コロナウィルス対応の特措法、感染症法等を改定し罰則規定を盛り込む法案が審議入り。衆院本会議に続いて内閣委での参考人質疑が行われ、本会議は塩川議員、参考人は宮本議員が質問に立ちました。昨日の修正協議で合意された刑事罰の削除は当然ですが、なお、罰則は残ります。
 参考人の一人は、罰則規定に反対する医学界連合の声明のとりまとめをされた東大の橋本秀樹教授。罰則を盛り込む感染症法改定について、医療機関や保健所にとって「住民に納得に基づく協力をえるのが職務でありプライド」と述べられました。
 そのうえで、罰則で禁じても「それ以外はいい」と人々は考えてしまうとのべ、「なぜ、やってはならないのか」を理解してもらうことが大切と強調されました。
 また、刑事罰でも行政罰でも適用する場合の保健所の負担は同じで、通告義務や証拠の提出などに膨大な時間を取られることになり、これ以上の負荷を現場に与えるべきでないと述べられました。いずれも重要な指摘です。
 月曜日に内閣委員会で対政府質疑が行われます。

 IMG_3751.JPG午前中は参院で、午後は衆院で代表質問。参院は立憲、自民の質問。衆院では日本共産党から志位委員長が質問に立ち、大半をコロナ問題に充てて菅総理に迫りました。志位さんの質問の中継の最中に、ドンピシャで「河井杏里議員に有罪判決」の速報の字幕が。

 買収に使われたのは自民党本部から送られた1億5千万円。その原資は国民の税金である政党助成金。志位さんは質問の締めくくりに「コロナ対策を進めるうえで何よりも大切なのは政治リーダーに対する信頼」と迫りました。菅総理は、自民党総裁として真相究明に責任をもて!

 それにしても菅総理。施政方針演説もひどかったが、答弁もひどい。与野党を問わず、丁寧に質問しているのに、質問をなぞって「しっかりやります」「適切に対処」というパターンの答弁ばかり。中身も熱意もありません。通常、本会議は答弁時間は、質問時間と同じだけかかるとして議事進行を想定していますが、午前の立憲民主党の水岡議員会長の30分の質問への答弁はわずか9分余り。他の大臣と合わせても12分位でした。やる気がないなら、とっとと辞めたらいい。

 午後には、上越市の「新春の集い」への動画メッセージの撮影。豪雪へのお見舞いと議員団の取り組みについてもお話ししました。

  21.1.18団総会.jpg通常国会が始まりました。午前中に召集日の恒例の議員団総会が開かれましたが、吉良よし子参院議員が今日から無事産休明けとなり出席。さらに年末に新型コロナに感染した清水たかし衆院議員も療養を終え、検査も陰性となり今日から出席。全員参加での総会となりました。うれしいなあ。
 志位委員長はあいさつで、「新型コロナから国民の命と暮らしを守り抜く。このことを今国会の最重要課題と位置づけ、全力を挙げる決意を固めあいたい」と呼びかけました。
 午前中には立憲民主党の羽田参院幹事長の急逝をうけた新参院幹事長の森ゆう子さんが、水岡会長、難波国対委員長とともに挨拶にこられ、紙議員団長とともに懇談。羽田さんの遺志を継いで、菅政権を倒す野党共闘をさらにすすめようと確認しました。
 21.1.18国対.jpg午後には参院の与野党国対委員長会談が開かれ、全会派から出席。私は、「やっと国会が開かれた」と最初にのべ、「コロナ対策に与野党の知恵を結集するべきであり、第三次補正予算案や特別措置法改正案の質疑はしっかり保障すること」、「国民の協力を得るためにも政治への信頼回復が必要であり、一連の『政治とカネ』の問題の解明に、『熟慮の府』にふさわしく参院の役割果たすこと」を求めました。
 その後、参院本会議で政府四演説。菅総理の演説は各省庁が挙げてきた課題を羅列するばかりで、相変わらずの理念がなく、思いも伝わってこないもの。これだけ世論調査で「メッセージが伝わってこない」と指摘され、昨日は休日で「演説を復唱」したそうですが、やはり熱のこもらない棒読みでした。
 目指すべき国家像として挙げてきた「自助、共助、公助。まずは自分でやってみる」というフレーズはあまりに評判がわるかったのか今回はなし。新たに「私が、一貫して追い求めてきたのは、国民の皆さんの『安心』そして『希望』です」と述べましたが、そんな話をこれまで菅さんから聞いたことがありません。
 この間、原稿の読み間違いも目立った菅総理。今日は緊急事態宣言に関して、この一年間の経験に基づき、効果的な対象に「徹底的な対策」を行っているというべきところを「限定的な対策」と読み間違え!
 「経済を回す」として、小出しのコロナ対策しか行っていないからこそ、こんな読み間違えになるのです。「本音が出た」と思わず声を上げてしまいました。これではコロナ対策は効果が上がらず、経済を回すこともできません。
 それは新型コロナ対策担当大臣でもある、西村大臣の経済演説も同じ。日本経済はコロナ禍で大変厳しいとしつつ、コロナ対策に触れたのはわずかで具体性も無し。にもかかわらず、「GDPは来年度中にはコロナ前の水準を回復することを見込んでいます」と根拠なき楽観的見通しを示してコロナ後の経済対策を羅列。「足元をみろ」との声が議場から上がりました。
 政府四演説を聞いて、この内閣に任せておけば、コロナ対策も経済もすすまないと改めて痛感しました。明後日から衆参の代表質問が始まります。政府を厳しくただしながら、積極的な提案を示し、政府の「お尻を叩く」立場で実現を迫っていきます。
今日は、衆参の議院運営委員会で安倍前総理を参考人として出席を求めて、桜を見る会前夜祭を巡る数々の虚偽答弁について質疑。
 冒頭、安倍氏から検察の捜査の結果を踏まえて政治資金収支報告書の訂正を行ったとの報告があり、昨年秋以来の国会答弁に事実に反するものがあったので答弁をただす機会をいただいた旨の説明がありました。
 しかし、どの答弁のどこが事実と異なっているのかが具体的でなく、なぜ、そのような答弁をしたのかという理由も述べられませんでした。
 質疑ではそのことが焦点となりましたが、野党の質問に対、する安倍氏の答弁は、秘書のせいで、自分は知らなかったという弁明のみ。関係のないことを長々と答弁して質問時間を奪うやり方も現職時代と同じで、まったく反省は感じられません。
 日本共産党からは宮本徹衆院議員、田村智子参院議員が質問。会費では足りない費用を補てんすることは法律違反であることを認識していたからこそ、収支報告書に記載していなかったのではないか、補填の費用を安倍氏の口座から立て替えたというが本来は誰が払うべきものであり、その原資はなどただしましたが、まともな答弁はなし。
 衆参とも一時間ずつで、わが党はそれぞれ7分。安倍氏からも納得のいく答弁はなく、問題はいっそう深まりました。やはり、偽証罪のある証人喚問が必要。午前中に行われた衆参の予算委理事懇でも野党側が強く求めました。
 今日は吉川元農水大臣の事務所に捜査が入ったニュースが午前中から飛び交い、昨日、検察審査会が黒川元検事長について「起訴相当」の議決を行ったことも加わり、安倍政権の負の遺産が噴出している感じがします。

 安倍文書.jpg安倍前総理の「桜を見る会前夜祭」をめぐる虚偽答弁への対応をめぐり、野党国対委員長会談、与野党協議が断続的に行われ、明日の衆参の議運委員会で安倍総理に対する質疑が行われることになりました。

 安倍氏の不起訴と秘書の略式起訴の決定で安倍氏の国会答弁が嘘だったことが確定したもとで、安倍氏から衆参議長に対し「答弁を訂正する発言を行わせていただきたい」との文書が出されました。

 与党は議運理事会での非公開の場での質疑を求めましたが、野党側は嘘をつけない証人喚問を含む公開の場での質疑を要求。野党国対や与野党国対を重ねて、議運委員会でテレビ中継も認める形で一時間の質疑で合意。野党は引き続きの質疑を求めています。

 衆院での合意をうけて参院野党国対委員長会談や与野党会談も断続的に行われました。参院野党としては、いっそうの質疑時間の確保、衆院での質疑の後、答弁精査のために参院での開会まで一時間程度を確保することなどを求めました。その下で、衆院終了後一時間の15時から議運委員会で質疑をすることを確認。国対を受けて議運理事会が開かれたのは20時前でした。

 18時から安倍氏の記者会見が行われましたが、責任を秘書に擦り付け「自分は知らなかった」と繰り返すもの。その中でも、補てん分の原資について問われ、「私の預金からおろした」「私的なものは事務所で支払うので、そうした手持ちの資金として事務所に私がつけているものの中から出した」とのべたことは重要です。私的なお金が政治資金としてどう取り扱われたのか、疑惑はいっそう深まりました。

 明日は日本共産党から、衆院は宮本徹、参院は田村智子議員が質問に立ちます。「元祖」と「老舗」の二人の登場です。

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