やった! 「黒い雨」裁判の二審も原告全面勝訴です。「黒い雨」を浴びて健康被害を受けたと住民などが訴えた裁判で、2審の広島高等裁判所は、1審に続いて国が指定した区域の外にも黒い雨による健康被害が及んでいると判断し、原告全員を法律で定める被爆者と認めました。
昨夜のNHK『クローズアップ現代 やんばる 世界自然遺産へ 奇跡の森の光と影』。土地取引規制法案の質疑で取り上げた沖縄の宮城秋乃さんが登場しました。米軍北部演習場跡地に残された廃棄物を回収し米軍基地に返還したことで「威力業務妨害」の疑いで家宅捜索までされました。
美しいやんばるの森を汚したまま返還した米軍、現状回復を求めずまともな汚染調査もしない政府、そしてそれを告発した宮城さんを弾圧したことに改めて怒りが込みあがって来ます。
今日は新型コロナ対策、緊急事態宣言の延長等をめぐって参院厚生労働委員会、衆参の議運理事会で質疑が行われ、倉林、塩川、小池各議員が質問。小池議員は、分科会の尾身会長が昨日、「しっかりとした対策とともに矛盾したメッセージを出さないことが重要」とのべたことを示し、「国民には厳しい行動制限を求めながら、世界最大のイベントの五輪を開催する。まさに矛盾したメッセージだ」と西村担当大臣に迫りました。
今朝の朝日新聞に核兵器禁止条約の批准を求める全面広告が掲載されました。今日7月7日は、同条約が採択されて丁度4年目の日です。4年前の今日は、国連の会議場で条約採択の歴史的瞬間に立ち会い、感動に震えていました。
以来、条約の批准は急速に広がって発効に必要な50か国をこえ、今年1月22日に発効しました。唯一の戦争被爆国であるのに、日本政府批准に背を向けています。今朝の広告を見て、平和を願う力を合わせて批准する政府をつくろうと決意を新たにしています。
午前中、「平和遺族会」の皆さんが遺骨のまじった土砂を辺野古の埋立に使うことの中止を求め政府に署名を提出し、要請されるのに同席しました。参加された遺族の方は、それぞれお父さんなど家族を戦争でなくされましたが、誰一人、遺骨は戻っていません。
一人ひとりがその無念を語られ、遺骨まじりの土砂の使用の中止を強くもとめました。
経産省で驚くべき不祥事。キャリア官僚2人が家賃支援給付金の詐欺容疑で逮捕されました。家賃支援給付金が不十分で、今でも届かないという声があふれているときに、許しがたいことです。経産省が会見で謝罪し、同省担当者が議員会館の部屋に謝罪にきましたがそれで済む話ではありません。
政権のトップによる政治の私物化やそれを隠ぺいするための公文書偽造などが相次ぐ中で、官僚組織の中にモラルハザードが広がっているのではないか。根っ子からただすことが必要です。
朝の2時半に土地利用規制法案が採決され、与党などの賛成で可決・成立しました。審議するほどぼろが出る中で、乱暴に審議を打ち切り、緊急上程して採決するというやり方に怒りを込めて未明の本会議に臨みました。
終了後、宿舎に戻って仮眠し、8:30から国対の会議。10時から会期末処理のための各委員会が順次開かれ、外交防衛委員会、ODA特別委員会、倫理選挙特別委員会に出席しました。外防委前の理事会で請願の取り扱いの協議が行われました。
女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願について、私は採択を求めましたが、自民党が「すべて保留」したたため、沖縄の風の伊波議員は同請願の採択賛成を表明しましたが、他の会派も「全会一致が原則なのですべて保留やむなし」という発言が続きました。結果としてすべての請願が「保留」となり、残念です。
11:30から本会議。先立つ議員団会議に、お元気になられた市田副委員長が出席され、拍手で歓迎しました。本会議は、会期末処理のみで5分で終了。その後、議員団控室で正副議長のあいさつ回りを受けました。
12:15から議員団総会。志位委員長が挨拶に立ち、新型コロナウィルスから国民の命を守る論戦や市民と野党の共闘の前進など日本共産党国会議員団が果たした役割を強調、「この夏は『勝負の夏』だ」として、都議選、総選挙の先頭に立とうと呼びかけました。
19:30から内閣委員会が再開。田村議員が質問に立ち、厳しく追及しました。質疑後に採決が行われ、与党などの多数で可決したのは21時半過ぎ。本会議への緊急上程する議案は限定されており、通常、本会議の採決は翌日です。ところが本会議を再開して緊急上程し、今夜中に可決・成立させるという与党の提案通りに我が党や立憲の反対にもかかわらず、水落議運委員長が職権で決定しました。