裏金問題で開かれた参院政治倫理審査会。世耕弘成、西田昌司、橋本聖子氏の3議員が弁明し、山下副委員長が世耕氏に、私は西田、橋本両氏に質問。3人とも「知らなかった」「秘書が」の連発で、国民への説明責任を果たす姿勢はありませんでした。
橋本氏が「政界の師」と呼んでいるのが森・元総理。還流システムができたころの安倍派会長です。「森氏に説明するよう促してはどうか」と質問すると「森先生は大変、大きな存在、指導者だ。この問題について根拠のない中で(森氏に)お話することができない状況だと思い」との答弁。逆に、森氏がキーマンであることが見えてきます。
22年4月にキックバックをやめたことについて、世耕氏は「私が参院議員に電話して伝えた」といい、西田氏は「聞いていない」というなど新たな発言の食い違いも。偽証が許されない証人喚問が必要です。
質問後に、今後の予算委員会論戦で打合せ。その後に会館に戻ると、全国学童保育連絡協議会の方々が来られていました。火曜日の質問をネットで見て下さったとのことで、お礼の言葉をいただきましたが、こちらこそ皆さんの様々な資料を使わせていただいたとお礼。今後の課題や運動について懇談することができました。


自民党が裏金の真相解明もないままに大軍拡予算の強行をねらう中、緊迫した一日となりました。職権で採決を決めた小野寺衆院予算委員長解任決議が朝に出され予算委はストップ。午後からの衆院本会議で与党と維新の反対で否決されました。
さらに、財務大臣の解任決議案が出され、夜11:00過ぎに否決されました。その間、午前中と午後の本会議の後に政治倫理審査会が開かれ安倍派の元事務総長四人の審議が行われましたが、「会計には一切関与」していないと口をそろえ、説明責任に背を向けることに終始しました。
参院でも四党の国対委員長会談を行い、衆院での与党の強行姿勢は認められず、仮に強行したとしても参院での審議入りは月曜からでなく五日の火曜日とするべきということで一致しました。
三日の「NHK日曜討論」が参院与野党幹部による討論になるため、そのための打ち合わせ会議も。

「犯罪被害者補償を求める会」の院内集会に参加。被害者や遺族の方々から、被害を受けて苦しみ、支援を受けようとして制度の理不尽さに二重に苦しんできたお話がありました。犯罪被害者給付金制度の最低額の引上げなど議論されていますが、抜本的引上げや、遡及適用、民事賠償の立替制度など抜本的改善が必要です。
集会のアピールでは、犯罪被害者等給付金の支給額が交通事故の自賠責保険と比べて低く、不支給や減額の規定も多いとして「自賠責賠償額と同等に改善すること」を訴えました。
午前中に参院の四党の国対で、裏金をもらっていた31人の自民党参院議員と、起訴され自民党を離党した1人について政治倫理審査会に申し立てすることを確認。本会議には山下よしき議員をはじめ政倫審の3分の1となる4党の5人の委員で会長に申し立てました。
12時から本会議で能登半島地震被害の雑損控除について23年分の申告で適用できるとする特例法を可決。人事案件についても採決が行われました。
能登地震の問題で災害対策特別委員会が明日の午後に開かれることになり、私が質問バッターに。先日の輪島塗商工協同組合を訪問して理事長さんからお聞きした要望などを中心に質問します。火曜日に政府レクで説明を受けましたが、さらに今日、具体的に内容を確認し、鐙輪島市議の意見も聞いて通告を終えました。昼前には愛知県保険医協会の代表が来訪され要請書を受け取り懇談。
夕方には自民党から、裏金を巡って多数の議員が政治資金収支報告書を訂正に至った問題についての議員からの聴き取り調査の報告書が野党に提示されました。聴き取りに参加した弁護士が自民党に提出したものですが、もっぱら、「秘書任せ」「不適切な業務」の問題とされており、収支報告書を偽装した犯罪行為が組織的・系統的に行われてきたことへの切り込みが全くありません。これではだめだ。