滋賀県の陸自饗庭野演習場でまたもや場外に実弾が着弾しました。幸い、人的被害はありませんでしたが、防衛省によると、射撃位置から約2・5キロの演習場内に着弾する予定だったが、実際には約6キロ離れた演習場の南西約1キロの地点に着弾したもの。
同迫撃砲の弾薬は飛ばす距離に応じて火薬類を抜き取る仕組みで、抜き取る分量を誤ったらしいと報道されています。。場外着弾は2015 年、18年にもあり、18年には外防委で質問しました。その際、地元の皆さんの「演習場は狭過ぎて実弾演習などは無理。やめるべき」との声も示してただしたが、改善されていません。
朝の2時半に土地利用規制法案が採決され、与党などの賛成で可決・成立しました。審議するほどぼろが出る中で、乱暴に審議を打ち切り、緊急上程して採決するというやり方に怒りを込めて未明の本会議に臨みました。
終了後、宿舎に戻って仮眠し、8:30から国対の会議。10時から会期末処理のための各委員会が順次開かれ、外交防衛委員会、ODA特別委員会、倫理選挙特別委員会に出席しました。外防委前の理事会で請願の取り扱いの協議が行われました。
女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願について、私は採択を求めましたが、自民党が「すべて保留」したたため、沖縄の風の伊波議員は同請願の採択賛成を表明しましたが、他の会派も「全会一致が原則なのですべて保留やむなし」という発言が続きました。結果としてすべての請願が「保留」となり、残念です。
11:30から本会議。先立つ議員団会議に、お元気になられた市田副委員長が出席され、拍手で歓迎しました。本会議は、会期末処理のみで5分で終了。その後、議員団控室で正副議長のあいさつ回りを受けました。
12:15から議員団総会。志位委員長が挨拶に立ち、新型コロナウィルスから国民の命を守る論戦や市民と野党の共闘の前進など日本共産党国会議員団が果たした役割を強調、「この夏は『勝負の夏』だ」として、都議選、総選挙の先頭に立とうと呼びかけました。
外交防衛委員会で、一般質疑と、日英原子力協定改定議定書など三条約の質疑の二回の質問に立ちました。一般質疑で取り上げたのは、広島県の被爆建物である旧陸軍被服支廠の全棟保存の問題です。
四棟すべての保存を求める県民の声が広がる中、当初一棟のみ保存としていた広島県が、耐震化した上で全棟保存することに踏み出し、重要文化財の指定を求める方向を示したことを受け、国の支援を求めました。
文化庁は、「建築史的価値、歴史的意義ある建物。今後も専門的助言行う」、一棟を所有している財務省は、「国、県、市の研究会での四棟保存・利活用の議論等を踏まえ対応する」との答弁。
茂木外相からは、唯一の戦争被爆国政府として全棟保存に取り組むことは国際的責務だと確認を求めると、「国としてできる限りのことをすべき」との答弁を得ました。
これからも、全棟保存を進め、被爆の実相を世界に発信するためにがんばります。
一般質疑ではさらにミャンマーのクーデターからの避難民の対する人道支援を求めました。日英原子力協定の質疑では、安全面でも経済的にも破たんした原発輸出路線にしがみつく政府の姿勢をただしました。

「医療費2倍化法案」が午後の参院厚労委で採決されてしまいました。それに先立つお昼の緊急集会に参加。まずは、ポスターを掲げて抗議の表明。立憲民主党の議員もご一緒でした。 法案撤回求める署名は計105万筆と紹介されました。この声が聞こえないのか。
挨拶に立ち、「コロナで大変なのに負担を増やすのか。国と大企業の負担を削るためにお年寄りの命を削るもの」「厚労相は法案は『弥縫策』と答弁した。年収200万円以上という対象の拡大を狙っている。許さないためにさらに声を広げ、政権交代で医療負担軽減の実現を」と訴えました。ガンバロウ!