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「憲法・民主主義・政治とカネ」の記事

 重大な動きのあった一日でした。一つは立憲民主党の小西議員が参院予算委で示した、放送の政治的公平への当時の安倍政権の介入を示す文書について、総務大臣が「行政文書」だと認めたこと。当時の総務相だった高市大臣は先日、「捏造だ」として「そうでなければ辞任する」と答弁しています。即時辞任し、総務省は徹底解明すべきです。明日の本会議や予算委でこの問題を取り上げるために緊急に打ち合わせをしました。
 さらに明日の本会議で、先日議決された懲罰である「陳謝文」を読み上げることを約束していたガーシー議員が帰国しないことも明らかになりました。法律に反して登院せず、院議に従うと自ら約束したことを破る――きわめて重大です。明日以降、厳しく対応しなければなりません。断続的打ち合わせやマスコミの取材が続きました。
 お昼には内閣委員会がひらかれ七人の大臣からの所信聴取と人事院総裁の事業報告を受けました。質疑は明後日。その準備や予算委員会の論戦打ち合わせ、承認人事案件に対する検討会も。気ぜわしい一日でした。

 IMG_3280.JPG衆院予算委は集中審議が行われ、日本共産党から宮本徹議員が質問に立ち、政府が進めている学術会議法の改正案が学術会議の独立性を奪うものになっていることをノーベル賞学者の皆さんの共同声明など示しながら厳しくただし、学術会議の合意ないままの国会提出をしないよう総理をただしました。

 審議の理事会で、明日の締めくくり総括と採決が提案され、わが党は政府がまともに説明責任を果たしておらず審議は極めて不十分だとして採決に反対しましたが、明日の予算委採決と本会議での緊急上程が決まりました。

並行して参院で四党の国対会談も行い、参院での予算審議について協議。また、ガーシー議院から先日議決された陳謝の懲罰について受け入れる旨の返事があつたことをうけ、本会議日程等について意見交換しました。

 夕方から議員団会議でした。

 23大雪対策.jpg午前中の本会議でガーシー議員への「公開の議場での陳謝」の懲罰を議決。その後、今冬の大雪対策について、高橋千鶴子、紙智子、岩渕友各議員と共に国交省と総務省からレクを受けました。
 昨21日、国土交通省から道路除雪費補助120億円が22道府県、266市町村に追加配分されましたが、燃料代高騰やオペレーター不足などを考慮してさらなる支援が必要です。追加支援と特別交付税の前倒しや北陸や新潟で連続した高速道や国道の交通マヒについての対策やハード面での整備についても求めました。
 北陸新幹線レク.jpg午後は院内の歯医者に行った後、韓国在住のジャーナリストのソ・テギョさんの来訪を受け、日韓関係の現状等についてしばし懇談。16時からは「北陸新幹線京都延伸を考える市民の会」の皆さんによる国土交通省からのオンラインレクチャーに参加。
 建設認可されていないにもかかわらず、「事業推進調査費」が計上されたことや与党PTの委員が提起した京都駅の位置変更などについて会のみなさんが質問しました。これだけ行き詰まっている計画は断念すべきです。
 明日の三重県の行動に備えて、名古屋まで移動です。
 IMG_0594.JPG懲罰委員会で、昨年の参院選挙で当選以来、議運の許可なく海外に渡航したまま一度も登院していないN党のガーシー議員に対し「公開の議場での陳謝」の懲罰とすることを全会一致で決めました。
 参院での懲罰は九例目。陳謝は初めてです。明日の本会議で議決されます。
 午後には、学術会議法改正問題と、特許出願の非公開に関する基本方針についてそれぞれレク。院内で開かれた、「外務省が他国軍に武器供与? 安保三文書、もうひとつの大問題を考える院内集会」に参加。東京新聞の望月衣塑子さんの「武器輸出と外務省の他国軍支援」という講演を聞いた後、参加した国会議員が順次挨拶しました。
 懲罰委員会でのわたしの討論を紹介します。
 日本共産党の井上哲士です。会派を代表し、ガーシー議員に対し「公開議場にける陳謝」の懲罰を科すべきとの立場から討論をおこないます。
 ガーシー議員は、昨年夏の参院選直後の第209回国会以降、議院運営委員会理事会の了解を得ないまま海外に滞在し、一度も登院しておりません。議運委員長が再三にわたり登院を求めてもことごとく無視してきました。「欠席の理由」についてガーシー議員は「当選しても日本に帰らず海外で政治活動をしていく」ことを公約に掲げてきたと主張していましたが、政治活動一般と国会議員としての活動を混同したもので、通用するものではありません。
 憲法第43条は「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」と定めています。議員は、全国民の代表として院及び国会を構成し、その活動に参加する責務を負っています。国会法第5条が国会議員に応召義務を課しているのも、国民の負託に応える活動をするうえで応召が前提となるからに他なりません。これに反するガーシー議員の行為は国会議員としての資格が厳しく問われるものです。
 ガーシー議員は、今211回国会においても正当な理由なく召集日から7日以内に召集に応じませんでした。このため尾辻議長が国会法124条に基づき招状を発しましたが、その後、7日が経過してもなお、故なく2月8日の本会議に出席しませんでした。このため、議長は国会法第124条の規定により懲罰委員会に付託しました。これは議運理事会の総意に基づくものであります。
 先程、代理議員からガーシー議員の弁明がありましたが、およそ「正当な理由」と言えないものです。ガーシー議員の国会法違反及び参議院規則違反は、院内の秩序を乱し、参院の信用を失墜させる行為であり、同君に対し、これまでの言動を謝罪し、真摯に反省することを求めることが必要と考えます。
その立場から、「公開議場における陳謝」の懲罰を科すべきであると申し述べ、討論とします。

 寒波襲来。国会周辺も朝は雪がちらつき、夕方には大雪との予報もありましたが、午後からは冷たい雨になりました。10時から、国会に登院しないガーシー議員について懲罰委員会が開かれ、尾辻議長から懲罰委に付したことについて報告を聴取。 

 散会後、理事会再開し、21日に委員会を開いて希望があればガーシー議員または代理議員から弁明を聞くことなどを決めました。その後、鈴木委員長、牧野理事とともにガーシー議員側に、希望の有無を16日までに連絡するよう文書で手渡し。その後、代理としてN党浜田氏が弁明する旨の連絡がありました。 

 何しろ、当選しながら半年も国会に来ない議員は例がない異常な事態です。代理議員が弁明できると規則にはありますが、実際に行うのは初めてのこと。国会の歴史上、想定外で初めてのことばかりですから、丁寧に手順をおいながら国民の納得のいく結論を速やかに出せるよう、相談しながら進めています。 

午後は、議員の班会議で活動交流をしたあと、来週出演するネット番組の打ち合わせ。さらに国の財政問題などについてグループで学習・調査している京都の花園高校の生徒からZOOMで一時間のインタビューをうけました。夕方の新幹線で京都へ。

 IMG_3238.jpg参院懲罰委員会理事懇談会が午前中に開かれ、当選以来一度も国会に登院していないガーシー議員 の処分の審査のために明日、委員会を開くことを決めました。「招状」に応じなかったガーシー議員を懲罰委員会に付した尾辻議長から説明を聴取します。
 午後は、院内でひらかれた、きこえない選手の国際スポーツ大会「2025年東京デフリンピック」のカウントダウン1000日の応援イベントに参加。ろう者やアスリートの皆さん、国会議員ら多数が参加し、推進議連会長代行の吉良よし子議員も挨拶しました。
 ろう者スポーツの最高のパフォーマンスの場でありと手話による国際交流の場にもなる大会。応援します!
 昨年7月の当選以来、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー議員が今日、参院議長の招状に応じずに本会議を欠席したため、議長から懲罰委員会に付されました。
 私は懲罰委の理事をしており、午後に理事懇談会で今後の日程等を協議。10日に議長から説明を聴取する委員会開くことが自民党から提案があり、明日、オブザーバーを含めた理事懇を開いて決めることを確認しました。マスコミも注目しており、今日は何度も取材を受けました。
 あわただしい1日でした。10時からの本会議では25年の永年勤続議員の表彰があり、福島みずほ、福山哲郎、鶴保庸介、櫻井充の4議員から謝辞が述べられました。
 23新婦人.jpg続いて参院改革協議会、選挙制度専門委員会。お昼過ぎには議員会館前にドン、と積まれたで新日本婦人の会の皆さんの請願署名を受け取り、一言ずつ挨拶。14時から懲罰委理事懇。その後4党の国対委員長会談。16時から予算委に向けた参院の論戦対策会議。夜は半年近くのびのびになっていた大事な懇親の場に参加。楽しいひと時でした。
 もやい.jpg参院内閣委員会の視察で、NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」を訪れ大西連理事長と懇談しました。今国会に提出される「孤独・孤立対策基本法」の審議のためのものです。
 大西さんから、生活困窮者等への相談支援やつながりづくり支援、コロナ禍で見えてきた課題等についてお聞きし質疑応答。私は、ハードルやスティグマが指摘されてきた生活保護の利用について、国会で政府が「国民の権利」と答弁し、パンフ等にも明記された中で、どのような改善があり、課題は何かをお聞きしました。
 短い時間でしたが充実した視察でした。今後の委員会審議に生かします。
FoasPBvaIAA6dCF.jpg国会に戻り、「市民連合」の皆さんから14項目にわたる「2023通常国会にあたっての市民連合要請書」を受け取り、志位委員長らと共に懇談しました。
 
 市民連合からは中野晃一さんらが参加され、民意をないがしろにする岸田政権の政策転換、退陣掲げて立憲野党が奮闘すべきと激励やご意見をいただきました。志位さんは「要請いただいた14項目には全面的に賛同しまする。実現のために一緒にたたかつていきたい」と述べました。
 
23小池.jpg 今日はお昼を挟んで10時から16時半まで参院本会議での代表質問。午後に日本共産党から小池書記局長が質問に立ちました。大軍拡、賃上げ、年金、消費税、酪農、子育て、ジェンダー平等、原発、学術会議など鋭くかつ迫力いっぱいで岸田総理に迫り、まさに議場を圧し、党派をこえて拍手がありました
 総理の答弁は相変わらず、論点のすり替えや居直りばかりで、再三「答えてないよ~」と大声を上げざるを得ないものでした。論戦舞台は来週からの衆院予算委に移りますが、衆院議員団は徹底追及へ準備を進めています。
 代表質問の最後はれいわ新選組の船後議員。参院では10人以上の会派は「交渉会派」となって本会議での質問ができますが、5人以上の会派は政府四演説と決算についてのみ質問できるという運営が続けられています。
 れいわは昨年の参院選で五議席となり、先日の決算に続いての本会議質問になりました。船後さんは発声ができないため、檀上に上がったうえで、パソコンに打ち込んだ文書をコンピューターで再生するやり方での質問になりました。憲政史上はじめてのこと。障害のある皆さんへの大きな励ましになりました。

 午前中は参院代表質問。自民と立憲の質問でした。午後の衆院代表質問二日目では、日本共産党から志位委員長が質問に立ち、会館の議員室でテレビ傍聴。志位さんはコロナ、物価高騰、子育て支援、原発、大軍拡について岸田総理に迫りました。それまで余裕で答弁していた総理がたどたどしくなり、降壇後に追加答弁までする始末。志位さんは予算委でさらに追及します。

 本会議後に内閣委理事会・委員会に出席。その後、参院議員の党の会議で7中総論議。続いて、ガーシー問題にかかわって懲罰委員会の基本的運営について事務方から国会法や規則について説明を受けました。当選しながら、無許可で海外に渡航したまま国会の召集に応じないという前代未聞の事態。これまで議運で、丁寧に登院を求めてきましたが、いよいよけじめをつけることが必要になってきています。

 その後、1/22赤旗日曜版の一面で報じた、各地の自衛隊司令部の地下化について防衛省からレク。これまでも、戦争に備えた自衛隊基地の「抗たん化」は進められてきましたが安保三文書でさらに強められています。舞鶴地方総監部の地下化についてはすでに調査は終わり、来年度予算で設計費を計上し、再来年以降に工事を始める計画とのことでした。

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