午後の本会議で戦後最悪と言える大軍拡の来年度予算案が与党などの賛成で可決・成立しました。日本共産党から田村智子副委員長が反対討論に立ち、午前中に予算委員会で締めくくり総括質疑が行われました。
お昼休みに議員会館で開かれた、「『特定じん肺労働者に対する給付金の支給等に関する法律案(仮称)』の創設めざす院内集会」に参加。トンネル工事現場でじん肺を発症された労働者や家族にとって職歴を確定する作業が大きな負担を強いることになり、裁判の提起を困難にしています。
「あやまれ、つぐなえ、なくせ」を掲げて粘り強いたたかいのなかで、新たな被害を作らない様々な規制が作られ、のこるはじん肺患者の皆さんの救済。裁判をへない救済制度の創設が求められています。すでに超党派の議員連盟による法案の骨子案もできており、同案への賛同署名には与野党から155人が賛同しています。
集会にも与野党から国会議員が参加。私も、一刻も早い救済法案の成立のためにご一緒にがんばると挨拶しました。

午前中に懲罰委員会が開かれガーシー議員に除名の懲罰を科すことを全会一致で議決しました。採決に先立ち、ガーシー議員の代理の浜田議員から弁明が行われ、それに対し私も尋問しました。
討論では国会法五条に違反して登院せず「全国民の代表」である国会議員の責務を果たしていないこと、前回の懲罰であった本会議での陳謝を行うことを約束しながら帰国せず欠席したことなどをあげ、参院規則245条の「議院を騒がしまたは議院の体面を汚し、その情状が特に重いもの」に当たるとして除名を求めました。 明日の本会議で採決に付され三分の二以上の賛成で除名が決まります。
午後にはDV法改正の評価と課題について、お茶の水女子大の戒能民江名誉教授を招いての勉強会。夕方にはフリーランス法改正について、日本芸能従事者協会の森崎めぐみ代表理事を招いてヒアリング。それぞれ現場の課題とともに政府と様々なやり取りを積み重ねてこられた到達点がよくわかりました。
夕方から開かれた本会議で補正予算案が採決され、与党と国民新党の賛成で成立しました。先立つ予算委集中審議の山添議員、締めくくり総括の紙議員が質問を応援傍聴。本会議では岩渕議員が反対討論に立ちました。
午前中、京丹後市の米軍基地関係者の運転する車と歩行者との11/8の接触事故について倉林議員と共に防衛省から聞き取りしました。
防衛省は事故翌日に米軍に確認し「歩行者が負傷したとの報に接していない」と市に報告。私の問い合わせにもそう回答しました。ところが実際は、歩行者はけがをしており救急車もよばれています、その後、防衛省は人身事故と認め30日に地元の会合で「受け身の対応をとってしまった」と反省の意を表明しました。
聞き取りで、11/13に米軍の基地責任者が被害者の自宅を訪れ謝罪し保険ですべて対応すると説明しており、人身事故の認識があったにも関わらず防衛省には月末まで訪問は未報告だったことが判明。これでは情報提供は米軍の裁量次第になります。米側に是正を求めたのかを含め事実関係と責任、再発防止策を明らかにするよう強く求めました。
昼過ぎに立憲、維新、国民との四党の国対委員長会談。当面の審議日程等について協議しました。16時からは全建総連の役員の皆さんと党国会議員団の懇談会に出席。来年度予算での建築国保の予算確保や建築資材の高騰の実態や対策について意見交換しました。
朝6時におきてテレビをつけるとなんとW杯で日本代表がスペインに勝利。凄い!