岸田総理の所信表明演説に対する参院の代表質問2日目。公明、維新、国民に続き日本共産党の小池晃書記局長が登壇しました。国葬、統一協会、物価高騰対策、農業、学級給食無償化、消費税減税、原発、敵基地攻撃能力、辺野古新基地の問題など多岐にわたり取り上げた、議場を圧する質問でした。
小池さんが本会議や予算委で質問するときに毎回こだわってとありあげているジェンダー平等の問題。パンプス強制や選択的夫婦別姓、ハラスメント規制、男女賃金格差などに続いて取り上げたのが、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」=「性と生殖に関する健康と権利」の問題です。
小池さんは、母体保護法で人工中絶に配偶者同意を必要として、女性に自己決定権がないと指摘。妊娠や出産は母体に大きな影響を及ぼし、女性の人生設計も大きく左右するものであり、産むか、産まないか、いつ生むかを決めるのは当然女性であるべきですとのべ、「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」が今日、女性の人権の重要な概念の一つとして国際的にも確立していることについて総理をただしました。
総理は答弁で、自らの見解を明らかにしなかったものの国際的に重要な権利とされていることを認めました。さらに総理は、女性の人工中絶の自己決定権を奪っている刑法の自己堕胎罪や母体保護法に配偶者同意要件の廃止について「国民的な合意形成が必要」だと答弁しました。すでに多くの女性の共通の願いです。
今日は午前中に4回目のコロナワクチンを接種したので、予定を入れずに安静にして統一協会問題で講演と番組を視聴しました。
大阪で昨日行われた有田よしふさんの講演をユーチューブで視聴。質問も含めて2時間半たっぷり語られ、基本的問題と歴史的経緯、今日問われている問題までよ~くわかりました。
続いて「報道特集」。こちらも1時間半使った特集。萩生田氏と協会の深い関わりについての新たな事実とともに、地方議員への工作も広げられ、地方議会から「家庭教育支援条例」の制定や国会への意見書を上げていく運動が展開されていることも明らかにされました。
恐るべき実態。国会を開き徹底解明すべきです。
ワクチンのためか少しだるいので、早めに寝ます。
ドン、とつまれた48万人分の署名――新日本婦人の会の皆さんの予算要求の三つの請願署名を議員会館前で米山会長から受け取りました。コロナ禍で様々な困難がある下でも集められた署名。これまでも毎年、粘り強く積み上げ一つ一つ要求を実現してきました。さらに前進させよう。
午後には全日本視覚障害者協議会の皆さんと倉林、吉良両参院議員と一緒にオンラインで懇談。「障害児の情報コミュニケーション推進ら関する議員連盟」で今国会に提出をめざしている法案に関して要望をいただきました。
代筆代読事業の制度化、情報の提供は個々の視覚障害者の希望に応じた手段で、地域間格差の解消、視覚障害者用危機及びパソコン周辺ソフトの取得への支援、文字情報に合わせて音声情報の提供の義務化、災害時の情報提供で視覚障害者が取り残されないために、点訳・音訳は、専門性の高い意志疎通支援者へ公的責任で要請をなど。現場の実情とあわせてお話しを聞きました。今後、しっかり生かしていきます。
午後から衆院本会議が開かれ、自民、公明、国民などの賛成で可決し、参院に送られてきました。その後、文通費について与野党協議会。今日は歴史的経緯について国会図書館から報告を受けて議論し、次回は日割り支給の問題での論点整理を行う予定です。
午前中は参院本会議で代表質問一日目。今日は憲民主党と自民党の質問。午後は衆院本会議が開かれ、日本共産党から志位委員長が質問立ちました。明日の参院本会議では田村副委員長が質問します。本会議後、女性差別撤廃条約選択議定書の早期批准を求める院内集会「広がる地方議会での意見書採択」に参加しました。
女性差別撤廃条約実現共同アクション主催。選択議定書を批准すれば、人権を侵害された個人が最高裁でも救済されなかった場合、国連女性差別撤廃委員会に通報できるという道が開かれます。
国会では批准を求める請願を自民党が不採択にしていますが、地方議会では意見書採択がここ数年で急増し130議会に達したとの報告。各地から報告では、自民党も賛成し、議会によっては自民党が提案をしているところもあります。
日本共産党から倉林、紙、本村、山添各議員が出席。代表して私が「地方では自民党も賛成している具体的事例を知ることができた。女性の権利を国際基準にするために、国会でも自民党に請願採択を迫り、早期批准を求めて共に力あわせる」挨拶しました。
夜はミャンマーの民主派、「ミャンマー国民統一政府(NUG)との第四回オンライン会議に小池書記局長と共に参加しました。
「ミャンマーの民主化を支援するこ議員連盟」の主催。NUGから、デュワラシラー大統領代行、マンウィンカインタン首相をはじめ、多くの閣僚の皆さんが参加されました。議員会館内の会場には在日ミャンマー人の皆さんも多数集まりました。
議連の中川会長は通常国会で全会一致のミャンマー問題の決議があげられたことが紹介され、日本の国会議員は軍事クーデターを認めずミャンマー国民とともにあると挨拶されました。
NUGからは、国軍による国民への激しい攻撃で悲惨な事態あることが訴えられ、岸田総理、林外相に対して公式書簡が出されていることが報告されました。そのうえで、日本政府に対し、ミャンマー国軍を利するような経済援助を行わないこと、NUGをミャンマー国民の代表として認めることが改めて要望されました。
また、すでに英国や韓国などでNUGの駐在事務所が開設されたこと、駐日代表部の事務所開設の準備が進んでいることが報告され、支援の要請がありました。今後、議連として外務省に申し入れなど行う方向です。