13~15日は広島県三次市に墓参りに帰りました。GWに帰った際は、足を痛めていて家の中を歩くのも大変だった母もずいぶんよくなり、ご近所のお店まで歩いて実に久しぶりに外食をしました。昔は、避暑に帰った田舎ですが、最近は、同じような猛暑です。汗をかきながらの墓参りと少しばかりの家の周りの草刈り。
三次市内の本通りにある「辻村寿三郎人形館」にはじめて行きました。旧満州で生まれ終戦一年前に広島に引き上げ、原爆投下一か月前に広島市内から三次に移り、22歳で上京した寿三郎。私たちの年代では、出世作となった「新八犬伝」の人形が強く印象に残っています。
館内には真田十勇士をはじめとした人形や衣装とともに、「原点」とされる作品「ヒシマより心を込めて」が展示されていました。小学校五年生の時のみっちゃんという同級生とそのお兄ちゃんの人形。二人は被爆し、一年後亡くなりました。三次に転居していなければ寿三郎も被爆していたことでしょう。
「人形作りを始めてまもないころの作品です。私の原点なんです」という寿三郎の言葉が添えてありました。
今年も八月六日は広島。コロナでこの2年間は平和祈念式典の参加人数が限定されていたのですが、今年は緩和されて参加できるはずだったのですが、この間の感染急拡大で式典には参加できなくなりました。早朝の献花のあと、式典はホテルの部屋で見て、その後被爆者の皆さんとの懇談や、原水爆禁止世界大家のヒロシマデーへの参加など。
ヒロシマデーでは国会議員によるリレーメッセージの動画が上映されます。今日は、原水協の事務局とZOOMでつないで撮影しました。広島に行かれる皆さん、現地でお会いしましょう。

朝9時から開かれた、超党派の「ミャンマーの民主化を推進する議員連盟」の緊急総会に参加。関係省庁からヒアリングし、議連として、ミャンマー軍の死刑執行に対し「国軍/軍政による市民の残虐行為に他ならず」「最大級の怒りもって非難」する声明をまとめました。
ヒアリングの中で、ミャンマー国軍が死刑執行承認を公表し、日本政府として執行しないよう働きかけている時期に、防衛省が国軍の士官、士官候補生の留学受け入れを実行していたことがわかり批判が集中しました。私も「国軍からの留学生受け入れや安倍元総理の国葬の通報をミャンマーに対しても行っていることは、日本政府は軍政を容認していることになる」と述べ、政府が毅然と対応するよう求めました。
今日は外務省から二つのレク。午前中は、日本政府がODAで進めてきたインドネシアとバングラデシュの石炭火力発電支援を中止すると6月に発表した問題で経緯等を聞きました。この間、現地住民やNGOの皆さんが反対運動を続け、私も質問で中止を求めてきた問題ですが、参院選挙中の発表だったので説明を聞くのが遅くなりました。
外務省からは石炭火力発電からの撤退という国際的な流れのなかで相手国政府と協議を続け、中止で合意したということについて説明がありました。
午後にはウクライナからの避難民の日本国内への受け入れについて、ビザの発給が遅れているというNGO の皆さんからの相談を受けて、状況を聞きました。コロナによる入国禁止措置の緩和をうけて全体でビザ発給の件数が増えていることや、この間、ウクライナからの避難民が人身売買のような被害を受けているケースもあり、審査に時間がかかっていることなど説明がありました。
現場でのご苦労は大変ですが、避難民の方は一刻も早い入国を求めておられ、適切かつ迅速な審査を求めました。