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「社会保障・障害者・教育・文化」の記事

 IMG_3560.jpg今週は内閣委で火曜日に中堅ポストドクター問題、木曜日に孤独孤立対策推進法質問があり、さらに木曜日は財金委員会で軍拡財源確保法案の質疑にも立つこととなっており、まったくテーマの違う三つの質問を並行して準備しています。

 今日は議員宿舎で質問準備ですが、朝いちばんで上野の都立美術館で開かれているマティス展を鑑賞しました。マティスは私が最も好きな画家の一人。20年ぶりの開催ですが、前回も東京で鑑賞しました。勢いのある線と生命感に満ちた色彩、とりわけ赤の使い方が大好きです。堪能しました。

 

   IMG_3538.JPG愛知県から「子どもたちにもう1人保育士を! 実行委員会」の皆さんが議員会館にこられ懇談しました。今日は、「全国保護者実行委員会発足に関する記者会見」のために国会にこられたとのこと。
 子ども家庭庁発足直後の内閣委員会で保育士の配置基準の改善を求めた際に、同実行委員会による保護者や保育士の皆さんからのアンケートの声を紹介しながら小倉大臣に迫りました。
 懇談では、そのことを改めてご報告し、大臣が「基準の改善を行うと保育士確保が困難で現場が混乱する」と答弁したことに対し、「保育士不足ではなく、保育所で働きたい保育士が不足し、現に混乱しているのが保育の現場だ」と思いが一致。
 IMG_3541.jpgまた、政府が行う「加算」では問題解決にならず、配置基準の改善を行うことを明言し、「経過措置期間」を設けて、処遇改善をすすめながら職員の確保をしていけばよい、との提案もありました。その通りです。
 頂いた資料の中にある保育現場のイラストがとってもリアルです。これは三歳児の20:1の様子。本当に大変です。配置基準の改善は待ったなしです。
 内閣委員会で今後も強く求めていくので、現場の声や資料をこれから届けてほしいとお願いしました。がんばります。
 8:15から小池書記局長も参加した国対会議。続いて午前中は本会議。第二の入管法ともよばれる「日本語教育機関の認定等に関する法律案」の質疑に吉良よし子議員が立ちました。午後は憲法審査会に仁比議員との差し替えで出席。参院選挙の「合区」問題での自由討議で山添議員が参院法制局長に質問しました。
 IMG_1097.JPG内閣委員会で、「医療ビックデータ法案」について質問し、反対討論も行いました。個人情報保護法の特例として、本人に通知さえすれば患者の医療情報の利活用を可能とする法律の改正案で、プライバシー侵害の危険をさらに拡大するもの。
 実際、昨年9月には、匿名加工の認定事業者のLDIとNTTデータが、法律に違反し本人への通知を行わずに9万4,579人分の医療情報を提供した情報漏洩問題が発覚しています。
 質疑では個人情報保護委員会が、この事案について各事業者は「その責任に見合った高い水準の安全管理措置等が講じられていたとは言い難く」「根本的な意識改革を促す必要がある」と厳しく指摘していることを明らかにし、そのような業者を認定し、十分な監督も行ってこなかった責任など高市大臣に質問。
 個人情報保護法の特例として通知だけでよいオプトアウト方式としている現状から、同意を必要とするオプトイン方式にするよう求めました。
 本日8:50に立憲民主党が衆院に鈴木財務大臣不信任決議案を提出。今日予定されていた財務委員会は開かれず、軍拡財源確保法案採決もありませんでした。これにより、同法の参院への送付の日程も与党の目論見通りいかない状況に。
 午後に参院の野党国対を開き、今後の本会議日程など意見交換をしました。軍拡財源法、入管法などの法案とともに国交省天下りあっせん、マイナンバーカードのトラブル問題の徹底審議を求めました。
 入管・難民法について政府の改正案と共に野党案も法務委員会で審議入りしました。仁比議員が質問に立ち、野党案の発議者として山添議員が答弁に立ちました。夜は、小池議員、山添議員、本村議員、谷川医師による入管・難民法問題の緊急番組を視聴。
IMG_1082.JPG 内閣委員会でフリーランス新法の2回目の質疑。終結後、採決が行われ、全会一致で可決しました。質疑ではまず、契約時の取引条件の明示義務が抜け落ちている問題について「これでは、報酬が変わらないのに次々業務内容が追加される、受託事業者側から契約を解除したくても多額の違約金を求められるなど、実に起きている問題が解決できない。このまま法案が成立すれば、政府として契約書の作成は望ましいと考えていないということになる」と質しました。
 後藤経済再生担当大臣からは「両者が合意すれば、契約書の作成は望ましい」と答弁。そうであれば取り組みを強めるべきだとして、発注者、受注者双方が参加した検討会議で契約書のサンプルを作成した文化庁の取り組みを紹介し、「業種ごとに当事者や団体も参画し、省庁も一体となった標準契約書を作り推奨すべき」と求めると、後藤大臣は「文化庁の取り組みは参考になる」と述べました。ぜひ、やってもらいたい。
 4.27犯罪被害者.jpgさらに、著作権の譲渡や放棄を一方的に決めることの禁止、多様なフリーランスのトラブル解決のために、弁護士に加え業界のことを熟知したメンバーも相談窓口に加えること、芸能従事者のハラスメント対策のための第三者委員会の設置など取り上げました。
 お昼休みに、政府要請行動に来られた「犯罪被害者補償を求める会」の皆さんから山下議員とともに「犯罪被害者等基本法に則った総合的な犯罪被害者支援を求める要請」署名を受け取り、挨拶をしました。
 4.27全医労.jpg委員会終了後には、国立病院の労組である全医労の皆さんの国会要請行動まとめ集会に宮本徹、倉林議員らと共に参加。内閣委員会の質問で国立病院の深刻な人員不足や積立金の軍事費の流用問題を取り上げたことを報告し、医療体制確保を求める請願内容の実現へ引き続き奮闘することをお誓いしました。
 朝8:00から「ミャンマーの民主化を支援する議員連盟」の総会。ミャンマーの人権状況に関する国連の特別報告者のトム・アンドリュース氏をお迎えしてヒアリングを行いました。
花粉症議連.jpg
 冒頭のみ参加して、国対会議、論戦打ち合わせ、参院議員団会議、本会議と続きました。本会議では安保三文書に関する岸田総理への質疑。山下よしき議員が質問に立ちました。
 午後には「超党派花粉症対策議員連盟」の発足総会。発起人の一人として穀田衆院議員とともに前に並びました。発起人代表の山口衆院議員のあいさつを受けた後、同議員を会長に選出。
 続いて政府の政府の花粉症対策について、農水、環境、厚労、経産、国交の各省から説明を聞きました。発生源対策してのスギの伐採、花粉の少ない苗木への植え替えから、飛散量予測の充実と周知、適切な治療、医療提供体制の整備、発症メカニズムの解明など多段階の取り組みの報告がありました。
4.26全医労.jpg そのあとは明日のフリーランス新法の質問の仕上げ。途中、全医労の皆さんが「国立病院の機能強化を求める国会請願署名」の要請に来られ、あわせて、国立病院の人員不足などについての先日の質問へのお礼の言葉もいただきました。引き続きがんばります。
 23.4.20総理2.jpgインフル特措法改正案で、午前、午後と2回の質疑。午後は総理に質疑し、その後、討論・採決となりました。
 今日取り上げたのは、コロナ感染者の施設内療養を受け入れた高齢者施設にたいし、一人最大30万円を補助する制度。厚労省は五類移行後も継続するとしています。ところが五類移行後は、連携医療機関の確保などの新たな条件が付けられ、4月末までに条件を満たさなければ打ち切られ、5月以降に申請しても補助金を出さないとしているのです。
 23.4.20総理1.jpg施設の施設の現場から困惑と怒りの声が寄せられています。「医療機関に確保に様々な困難がある」「本来、保健
所に調整機能がある。施設への支援を逆手にとって責任を丸投げするひどいやり方だ」などなど。
 しかも療養者はそれぞれ通っている医療機関は異なりますが、一人でも往診できないなど要件を満たさない施設内療養者がいると、種瀬節全体が補助対象にならないのです。
 これには「補助金をもらうためには、入所者の希望と異なる医療機関に通ってもらわざるを得ないが、どの診療所や病院を選ぶかは入所者の当然の権利。それを侵害しろというのか」との怒り声が。
 全国から寄せられた声をつきつけながら、このような新たな条件はつけるべきでないし、五月以降も条件を満たせば受け付けるべきと伊佐厚労副大臣に迫りましたが、「連携医療機関の確保は前からお願いしていること」との答弁を繰り返すばかり。
 そこで午後の岸田総理への質問でも「なんでこんなことになっているのか、実態をつかんで、対応してほしい」と求めると、「関係省庁と意思疎通して確認してみたい」との答弁。ぜひ、改善してもらいたい。
 その後、反対討論にも立ちました。法案は他に立憲民主党、れいわが反対しましたが、与党などの賛成多数で可決しました。
 終了後、明日の本会議討論とフリーランス新法の本会議質問、拉致問題特別委委員会の質問の三つを仕上げ。なんとか山を越せそうです。
 内閣委員会が終わった後、後藤大臣が岸田総理に会い、額十津会議法改悪法案の今国会断念を確認したとのニュース。やった!   
IMG_0940.JPG 今日もインフル特措法の審議。午前中は厚労委員会との連合審査で倉林議員が、午後は内閣委員会で私が質問しました。
 まずは高齢者施設でコロナ陽性者が入院できずに施設内療養を強いられ、亡くなられた問題。国は高齢者は原則入院としていますが、高齢者施設では陽性者の八割以上が留置きになっており、「原則施設内療養になっている」と実態を示しました。
 さらに診断した医師が入院が必要としているのに、心肺停止時の組成措置拒否を理由に入院が拒否された京都の例を挙げ「命のトリアージ」が行われていると指摘。このような事態の背景にある医療体制の問題や入院調整の状況、施設内療養者の実態など、国のとして全国的調査を行うことなしに、次の感染症爆発にそなえることなどできないと迫りました。
 もう一つは、高齢者・障害者施設が施設内療養者の療養場所確保のためにデイサービスやショートステイを中止・休業して大幅減収になっている問題。業務継続のための消毒や人件費など支出が増えた、「かかり増し」費用には国の支援制度がありますが、こうした減収には支援がありません。
 大阪の社会福祉法人が、施設を感染者の療養所として利用するために休業し、6400万円の減収になりながら補助、支援がまったくないとしてテレビでも紹介されたことを紹介。支援を求めました。
 伊佐厚労副大臣は減収には支援制度がないことを認めつつ、「施設内療養者一人当たり30万円」の支援があると答弁。私は、減収の規模がはるかに大きいと指摘し、「医療ひっ迫」を理由にして留め置かれ、福祉医療が転嫁されたことから生じた損失は「かかり増し」とは性格が異なるものであり、何等かの保障が必要だと強く求めました。
   ますとみ.jpg明日は統一地方選後半戦の市議・市長選挙の告示日。今日は雨の中、京田辺市・増冨りつ子、木津川市・みやじま良三、西山さちこ(以上現)、おおがま智光(新)の各予定候補の皆さんと街頭から訴えましした。
 新田辺駅前ではますとみ市議で訴えた後、聞いてくださった皆さんにあいさつに回ると「今日はここで訴えた四人目の国会議員だよ」と教え下さいました。そのうちの一人が維新の馬場代表。大激戦です。
 市政では住民への我慢と負担押し付の「自公+維新」。軍拡では、自公を「まだ足りない」と右からせかしているが維新。命、暮らし、平和の願いは日本共産党へとよびかけました。
 終了後、明日の告示第一声のために三重県四日市市へ。
    
  4.15手紙.jpg 今日はとてもうれしいことがありました。近鉄高の原駅前での宮嶋良三木津川市議と訴えた時、雨の中、車いすで聞いたくれた女性がいました。終わって挨拶に行くと、「大阪から会いに来ました」と手紙を下さいました。
 あっとすぐ頭に浮かんだのが、かつて障害者に関わる私の質問に「感激した。ぜひ演説を聞きに行きたい」と手紙を送ってくれた女性のことです。10年前の質問で、障害者や高齢者が成年後見人をつけると選挙権が奪われるはおかしいという内容。その後、この問題での最高裁判決も受けて超党派の議員立法で選挙権が奪われないようになりました。
 この質問が障害者の権利に関する研究者の本で紹介されたのを読んで手紙を下さったのです。「あの時に、手紙くれた方?」と尋ねるとその通りでした。わざわざ、大阪から、聞きに来てくれたとのこと。感激です。「お会いできてうれしい」と握手しました。
 いただいた手紙には「いつも井上さんの活動に元気をいただいています」とあり、「4/8の赤旗に載せていただきました」として紙面も同封されていました。なんと、自分が望む社会と共産党が目指す社会が重なっているとわかり、昨年、入党されたとのこと。赤旗の記事では街頭宣伝で初めてマイクを握ったことも書かれていました。
 私の質問がきっかけで、日本共産党をより知っていただき、「自分が望む社会と共産党が目指す社会が重なっている」として入党もされた。うれしいなあ。今日は、いつにもまして気持ちよく訴えました
 参考人.jpg内閣委員会で新型インフル特措法の参考人質疑。三人の参考人の一人として「21世紀・老人福祉の向上をめざす施設連絡会」の事務局長で京都の社会福祉法人七野会理事長の井上ひろみさんに来ていただきました。
 井上参考人は、特養など全国2107施設から回答をえたアンケ―トで、半数以上でクラスターが発生し、陽性入居者の87・4%が施設内療養になった結果を紹介。「リスク感染者は原則入院なのに、施設内療養が事実上の原則になっていた。医療にアクセスできずに施設入居者が亡くなる事態を避けるためには、重症化時は確実に入院加療可能にすることに尽きる」と述べられました。
 井上参考人.jpg私の質問に対し、「厚労省の担当者やある県知事が『入院の必要ある人は入院できている』と答えていた」と行政の認識と実態がかけ離れていたと指摘。「全国的な施設の実態や亡くなった方の経緯や詳細を検証することなしに問題解決はない」と強調されました。
 参考人で、昭和大学の二木芳人客員教授は「六波以降の急速な感染者、死者の増加の原因は」との問いに「政府がゼロコロナ対策をやめて経済優先にかじを切った結果だ。被害を被ったのが、高齢者と有病者だ」と述べられました。
 高齢者施設での実態と課題を具体的に語った陳述は注目され、質疑終了後も何人かの議員が井上参考人に直接、お話を聞かれてました。井上ひろみさん、ありがとうございました。
   午後も委員会が開かれ対政府質疑。コロナ禍で過酷な労働環境に置かれ、退職者が続出している独立行政法人国立病院機構の看護師がおかれた深刻な状況を告発し、同機構への監督指導義務がある主務官庁の厚生労働省が厳正な対応をすべきだと迫りました。

 私は、「全国140の国立病院機構で横行するブラック労働」と題した『週刊文春』の連載に言及。同機構本部がある東京医療センターで退職・休職者が100人も出て、コロナ第8波に夜勤体制4人から3人に減り勤務が激化したとの記事を示し、「夜勤人数を減らすことで患者の安全が保てず自分の資格をなくすかもしれない恐怖とたたかっている」などの声が全日本国立医療労働組合(全医労)にも寄せられているとして政府の認識をただしました。

 厚労省の伊佐進一副大臣は「機構が事実関係を精査している」と答弁。私は、「報道から2カ月たっている。厚労省には国立病院機構への監督指導義務がある」と迫りました。さらにサービス残業、妊婦の深夜勤務免除を認めないなどの法令違反が告発されていると追及。伊佐副大臣は「現場で働く方々の職場環境が適正に保たれることは重要」などと答えました。

 私は、岸田文雄首相は「地域の医療機関の役割分担が必要」と言うだけで、それを支える個々の医療機関の人員増には言及しないと指摘。「人員増も大量退職を生んでいる職場環境の是正もない。これで次の感染症拡大に対応できるのか」と批判し、大幅な医療体制の拡充を求めました。

 23.4.11 内閣.jpg統一地方選前半戦が終わり、次の日曜から後半戦ですが、今週は内閣委で二回の対政府質疑と参考人質疑の計三回の質問で準備に追われています。
 今日は感染症対策の司令塔として「感染症危機管理統括庁」の新設などのインフル特措法改定案について質問しました。
 学校休業やアベノマスクなどコロナ対策が専門家の意見を聞かずに行われたことを批判。昨年の濃厚接触者の待機期間短縮の決定前にもインフル対策推進会議分科会に相談しなかったことを質すと、後藤コロナ担当大臣は、「報告が事後になったことは申し訳なかった」と認めました。
 インフル特措法で、推進会議は「必要があると認める場合は総理に意見をのべる」と規定されているのに一度も行われておらず、「法の趣旨が生かされていない」と指摘。推進会議が総理に意見を述べるための会議を開催するルールの明確化や新たな統括庁に専門家組織が対策等を提案・助言できる仕組みを求めました。
  17:30に終了。直ちに明後日の質問の準備。
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