今週は内閣委で火曜日に中堅ポストドクター問題、木曜日に孤独孤立対策推進法質問があり、さらに木曜日は財金委員会で軍拡財源確保法案の質疑にも立つこととなっており、まったくテーマの違う三つの質問を並行して準備しています。
今日は議員宿舎で質問準備ですが、朝いちばんで上野の都立美術館で開かれているマティス展を鑑賞しました。マティスは私が最も好きな画家の一人。20年ぶりの開催ですが、前回も東京で鑑賞しました。勢いのある線と生命感に満ちた色彩、とりわけ赤の使い方が大好きです。堪能しました。
私は、「全国140の国立病院機構で横行するブラック労働」と題した『週刊文春』の連載に言及。同機構本部がある東京医療センターで退職・休職者が100人も出て、コロナ第8波に夜勤体制4人から3人に減り勤務が激化したとの記事を示し、「夜勤人数を減らすことで患者の安全が保てず自分の資格をなくすかもしれない恐怖とたたかっている」などの声が全日本国立医療労働組合(全医労)にも寄せられているとして政府の認識をただしました。
厚労省の伊佐進一副大臣は「機構が事実関係を精査している」と答弁。私は、「報道から2カ月たっている。厚労省には国立病院機構への監督指導義務がある」と迫りました。さらにサービス残業、妊婦の深夜勤務免除を認めないなどの法令違反が告発されていると追及。伊佐副大臣は「現場で働く方々の職場環境が適正に保たれることは重要」などと答えました。
私は、岸田文雄首相は「地域の医療機関の役割分担が必要」と言うだけで、それを支える個々の医療機関の人員増には言及しないと指摘。「人員増も大量退職を生んでいる職場環境の是正もない。これで次の感染症拡大に対応できるのか」と批判し、大幅な医療体制の拡充を求めました。